普遍と異文化『ジョゼフィーヌ!』
フランス発のラブコメ。といっていいのかな?
●ペネロープ・バジュー『ジョゼフィーヌ!』(関澄かおる訳、2014年DU BOOKS、1800円+税、amazon)
出版社よりご恵投いただきました。ありがとうございます。
パリジェンヌが主人公のBDでコメディ。作者も女性、となると日本風にいえば少女マンガのラブコメに相当するものです。ところがなかなか一筋縄ではいかない。
サブタイトルは「アラサーフレンチガールのさえない毎日」です。主人公・ジョゼフィーヌは独身。仕事はバリバリこなすけど、書影にあるごとく、オッパイが小さくてお尻が大きいのが悩みのメガネっ娘。妹はとっくに結婚して子供を作ってるから母親からのプレッシャーあり。最大の興味はもちろんステキな恋愛。友人のローズやゲイのシリルとだらだらしながら、恋愛遍歴を重ねていきます。
こういう海外の現代風俗に基づいた作品というのは、フランス人である彼らがわたしたち日本人読者といかに違うか、あるいは違わないかを読むことになります。まずはそこに目がいっちゃうわけですね。
で、やっぱりパリジェンヌ、おしゃれ。いやもう、現代のフランス、風俗的におしゃれすぎる。着ているものがいちいちおしゃれだし、食事がおしゃれ、部屋がおしゃれ。天井高いしなあ。
バカンスはきちんととってるようだし、オトコといっしょに風呂に入ってても、シャンパン飲みながらですよ。
あるあるネタで読者の共感を呼ぶ女性マンガといえば、日本だったら、伊藤理佐やケイケイになると思うのですが、おフランスに行くとこれがまあ、色っぽくなること。
日本マンガとのいちばんの違いは、恋愛の成就や結婚が物語のゴールじゃないところ、ですね。女性の人生を描くマンガとして、国を超えた普遍的なテーマはあるとして、やっぱこういった細部を楽しむ作品でしょう。
カラリングがステキな美しい本。原著とほぼ同じ大きさで、フランスでの全3巻が1冊にまとまってます。
じつはペネロープ・バジューのマンガを載せた「ペネロープ・バジューの、パリジェンヌな日々」という日本語ブログが、2013年1月に始まっていて、楽しみに読んでました。ですから今回の邦訳は待ってました、という感じですね。ブログは残念ながら2014年8月から更新がありませんが、そちらもご一読をどうぞ。











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