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June 17, 2012

イタリアーンなマンガ:女吸血鬼がいっぱい(その3)

 イタリア三人目の女吸血鬼は『スキア SUKIA 』。今回舞台となるのは、これまでとはがらっと変わって現代のニューヨークです。

 現代ったって、描かれたのが1978年ですからね。当然その時代のお話です。1986年まで続いて全153巻。キャラクターを創造したのは、毎度同じですみません、イタリアエロマンガの総元締め、レンツォ・バルビエリ Renzo Barbieri です。

 さてあらすじは。

 1978年ニューヨーク。ある紳士がゴージャスな女性スキアを出会って意気投合します。彼女を友人のパーティに連れて行ったところ、彼女は十字架を恐れているような奇妙な態度を見せる。

 紳士はとりあえずスキアとセックスしちゃうのですが、その後やっぱり不審に思い、彼女の背中に十字架を押しつけると、なんと彼女の皮膚は十字架の形にやけどしてしまいます。

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 吸血鬼だ! 紳士は灰皿でスキアのアタマを殴り気絶させると(うーん吸血鬼、弱すぎる)、友人であるニューヨーク・タイムズの記者、ビル・トムスンに電話します。彼は吸血鬼の存在を世に知らそうと努力していましたが、まわりからは変な目で見られていたのです。

 ビルが駆けつけたとき、気がついたスキアは紳士を襲い首をひと噛み。そして夜のニューヨークを裸で逃げていきます。

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 じつは彼女、ドラキュラのモデルとして有名な、13世紀トランシルヴァニアのワラキア公ヴラド三世の娘だったのです(史実では15世紀のひとなのでかなりテキトー)。生きながらにして埋葬されたスキアは、1724年に吸血鬼としてよみがえります。彼女は新世界に渡り、1801年にニューヨークの地下に再度埋葬されることになります。そして現代、獲物を求めて夜のニューヨークをさまよう彼女の姿があった……!!

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 絵を描いてるのはフラビオ・ボッゾーリ Flavio Bozzoli です。1960年代に『ディアボリク Diabolik 』や、その女性版『ザキモルト Zakimort 』を描いてたひとで、マンガとしてはちょっと古いかなあ。

 だからかもしれませんが、マンガとしての魅力はもうひとつ。

 本書のすばらしいところは、じつはカバーアートなのですね。描いてるのは『ゾラ』も担当していたアレサンドロ・ビフィナンディ Alessandro Biffignandi 。いやどれもこれもエロエロでじつにすばらしい。

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 街角のニューススタンドでこれを見かけたら、もうジャケ買いするしかないでしょ。

もう一回だけ続きます

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Comments

あなたはsukiaから投稿されたすべてのカバーは、私のものです。この漫画の"属性の名前を変更してください。私はすでに、結果なしで書かれている。

エマヌエーレTaglietti

Posted by: Emanuele Taglietti | February 18, 2013 09:31 PM

Hi, my name is Emanuele Taglietti, and I'm the true author of the "Sukia" 's covers you have posted, that you have mistakenly attributed to Alexander Biffignandi.

You can visit my Blog, evolving at this link http://emanueletagliettifanclub.blogspot.it/

I hope you'll correct error on your site

I offer you my best wishes.

Posted by: Emanuele Taglietti | October 24, 2012 03:19 AM

自動翻訳だと思いますが、コメントありがとうございます。海外のサイトでもAlessandro Biffignandiを紹介すると必ず、Emanuele Tagliettiの絵が混じってるよ、とコメントがつくのがお約束のようです。このふたり、画風も活動分野もそっくりなんですよね。研究が進むといいです。

Posted by: 漫棚通信 | September 01, 2012 09:28 PM

カバーの多くはBiffignandiではありません。彼らはエマヌエーレTagliettiです。

Posted by: Mark | September 01, 2012 09:07 AM

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