小ネタ集
小ネタはツイッターで書けばいい、というものではありますが140字ではきついので。
●今期のアニメ「モーレツ宇宙海賊」の主題歌『猛烈宇宙交響曲 第七楽章「無限の愛」』は、クセになりますなあ。ニコ動ノリがたまりません。
第五話ではヤマトの「バカめ」が出てきて驚きました。そういう系の作品だったか。
で、無重量の船内でミニスカ娘たちのパンツがなぜ見えないのか、という点はさておき、あの髪型はどうやってまとめているのか。現実の宇宙ステーション内の映像によると、無重量状態では搭乗してる女性たちのロングヘアはいっつも爆発してて、視聴者はちょっとびっくりするじゃないですか。あれを見て宇宙世紀に宇宙で生活する女性は大変だなあとつねづね思っていたわけですが、現代のアニメでもそこまでリアルには描けないのね。
●アニメ「偽物語」第五話で笑ったのが、ニセ壱万円札。福沢諭吉の髪型が主人公の阿良々木暦のそれで、中央にでかでかと「赤瀬川」。現代に赤瀬川原平の千円札裁判がネタとして通用するのかどうか。
●大友克洋の画集「KABA 2」を眺めていたら、アニメ「MEMORIES」のロゴの一部に、『闇の国々』の作者フランソワ・スクイテンが参加してると書いてありました。でも「KABA 2」で採用された表記はスクイテンじゃなくてシュイッテン。やっとスクイテンで決まりかと思ったのだけどなあ。外国人名の日本語表記はいつまでも落ち着くことはないのでした。
●今日、2月9日は手塚治虫の命日。わたし、ちょうど二階堂黎人『僕らが愛した手塚治虫≪激動編≫』を読みすすめているところです。
本シリーズも三作目。でね、わたしは著者とほぼ同年代でマンガ大好き人間ですが、なぜ著者ほどの手塚マニアにならず、マンガ一般をなんでも読む人間になってしまったのか。
きっとこれは60年代手塚絵に対する評価の違いじゃないかと思うのですよ。つまり、手塚の中期代表作である『W3』『バンパイヤ』『どろろ』さらには「なかよし」版『リボンの騎士』をどう感じるか。
手塚治虫の絵は年代によって少しずつ変化しますが、どの年代の手塚絵が好きかはひとによってずいぶん違うようです。わたしは50年代の手塚絵をこよなく愛する者であります。
60年代に手塚マンガを読みだしたはずのわたしが、なぜ50年代手塚マンガを懐古できたかといいますと、カッパコミクスとか小学館ゴールデンコミックス版手塚全集というのがありまして、手塚作品だけは当時から旧作と新作を同時に読むことができたからですね。
60年代、70年代手塚絵が最高というかたもいらっしゃいますが(きっと田中圭一氏とか)、わたし、あれダメです。手塚マンガの絵は1950年代末に完成し、あとは劣化していった、というのがわたしの感想。つまりわたしが手塚作品を読み出した60年代には、手塚治虫はストーリーはともかく絵に関してはもうすでにどうか、と感じる存在だったのです(※あくまで個人の感想です)。
でも今はもうこれは少数意見みたいですね。まあ最初に読んだ作品が刷り込まれちゃってるのかもしれません。世間一般のマンガ評価もそういうものなのかも。
Comments
ミニスカは太股や臀部にまとわりついて持ち上がらない特殊繊維なのでしょうか。
ヘアスタイルはヘア・スプレーでバキバキに固めてあるのか、そもそもウィッグなのか。
そういえばハインラインの「宇宙の戦士 Starship Troopers」に、宇宙軍のパイロット・コースへ進んだ同級生女子に再会した時、髪をつるつるに剃り上げていたというエピソードがあったような気がします。
Posted by: トロ~ロ | February 13, 2012 07:12 AM
かなり貴兄のお考えに似た考えのぼくです。
そのくせ、このところ<失敗作>だろうとかいわれる
『アラバスター』(1)を、購入。
見つめているんです。
なんでかなあ~?
当時も気持悪い!!
先生の心が、さまざまのことで「病んで」いるのか?なんて思ったりしたもんですが…。
Posted by: 長谷邦夫 | February 10, 2012 11:41 PM