『ののちゃん』とマリーザ
朝日新聞に連載中のいしいひさいち『ののちゃん』に登場する高校生シンガー、吉川ロカ。
彼女は、ののちゃんちのとなりのキクチ食堂でアルバイトをする代わりに、店の定休日にはライブを開かせてもらってます。彼女が歌うのはポルトガルの民謡、ファドです。
ファドをエネルギッシュに歌い上げる吉川ロカは、中央の音楽シーンも注目する知る人ぞ知る存在、と言いたいところですが、じつは彼女のことはののちゃんちのご近所だけじゃなくて、日本中、数百万の読者がそれを知ってるわけですね。
わたし、吉川ロカが歌うファドの歌詞が登場するたびに、モトウタを特定しようとしてたのですが、今日の(2011年12月5日5110回)はわかりやすかった。
ファドの新星、マリーザの歌うところの「Dona Rosa」ですね。
吉川ロカは以前にも、マリーザも歌ってるファド「Beijo de Saudade」をレパートリーにしてましたが、こうなるともう、吉川ロカのモデルはマリーザで決まりだな。
極東で数百万部も発行されてる新聞で、ポルトガルのシンガーがモデルとなるキャラクターが描かれてて、しかもそれがほとんど誰にも知られてない、というこの不思議。日本におけるマンガとは何か、という話にもなるわけですが、それはそれとして、ロカちゃん、かわいいっ。
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Comments
> キクチ食堂でアルバイト
バイトくんの店でアルバイトですか!?(笑)
Posted by: かくた | December 13, 2011 11:11 AM
ぼくも新聞で見てこのコマのロカの描き方に色気があるなあと思いました。
Posted by: 紙屋研究所 | December 11, 2011 05:56 AM