ののちゃんとポルトガル
いしいひさいち『ののちゃん』ちの隣にあるキクチ食堂で、昨年からアルバイトをしてる女子高生がいます。彼女の名前が吉川ロカ。
食堂の定休日には店でライブをさせてもらっているというミュージシャンの卵です。彼女が歌うのはポルトガル語の歌。
だいたい「ロカ」というネーミング自体、ポルトガルのロカ岬からとられてます。リスボンにあるユーラシア大陸最西端の岬。
ポルトガルの民族歌謡をファドといい、吉川ロカさんが歌ってるのもこれです。かつて吉川さんは、文化祭でファドを歌おうとして、先生から「それでインドネシア語だっけ 今の歌」とか言われてキレてました。
さて昨日2010年3月30日朝日新聞に掲載された『ののちゃん』第4512回。キクチ食堂で吉川ロカが熱唱していたのがこの歌。
Deixa-me beijar as tuas águas
Terra da minha mae
Terra das meus amores故郷の川面にキスさせて
母なる大地よ
愛する大地よ
(わたしが超テキトーに訳しました。信用しないで)
食堂のお客から失礼にも「陰気な歌だなぁ めしがまずくなるよな」とか言われてますが、この曲はファドの名曲「Beijo de Saudade 」(「望郷のキス」とでも訳せばいいのかな)のようです。
歌われているのはリスボンのテージョ川、らしい。故郷を離れた男がふるさとのリスボンを懐かしむ歌、らしい。
YouTubeでどうぞ。歌ってるのは女性ファディストのマリーザ。
演歌の雰囲気がありますなあ。
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Comments
ロカさんのキャラクターは、ぼくもずっと気になっていました。
かなり深い設定があるようですねえ。
しかし、いい曲だなあ。いしいひさいちにこんな趣味があったとは。
タメになりました、ありがとうございます。
Posted by: GYA | April 05, 2010 08:29 PM