« 意外にも青春マンガ『8bit年代記』 | Main | マンガでお勉強 »

October 07, 2009

なつかしのテレビ欄

 最近こういう本を買いました。

●『ザ・テレビ欄 1975-1990』(2009年TOブックス、1143円+税、amazon
●『ザ・テレビ欄 II 1991-2005』(2009年TOブックス、1143円+税、amazon
●『ザ・テレビ欄 0 1954-1974』(2009年TOブックス、1143円+税、amazon

ザ・テレビ欄 1975~1990 ザ・テレビ欄 2 1991~2005 ザ・テレビ欄0 1954~1974

 新聞のテレビ欄を経年的に集めた本。掲載されているのは4月第二週と10月第二週で、特番を避けた結果だそうです。1954年から1974年までのぶんを収録した三冊目が発売され、シリーズ完結。

 これがねー、読み出すと止まらない。やっぱ自分の子ども時代のものがおもしろいですね。

 たとえば、1966年4月10日(日曜日)に、フジテレビで新番組として実写版「バットマン」が始まりました。アメリカで大ヒットしたバットマンがいよいよ日本上陸。これが18時30分からの一時間番組でした。

 ところが、この裏番組に何があったかというと、TBSで18時から「てなもんや三度笠」(30分)、日本テレビで18時30分から「シャボン玉ホリデー」(30分)、そしてNHKでは18時から新番組「サンダーバード」(50分)。さらに19時からはTBSで「ウルトラQ」(30分)、19時30分から「オバケのQ太郎」(30分)。

 いやーなんとも強力な布陣で、サンダーバードとウルトラQだもんね。バットマン惨敗もしょうがないっす。

 当然ですがビデオなんかない時代で、テレビ番組は一期一会。さらにテレビにリモコンはありません。がちゃがちゃ回すチャンネルですからザッピングなんかできません。どの番組を見るかの選択は各ご家庭でシビアになされてたころ。

 このころはわたしも「てなもんや」「シャボン玉ホリデー」じゃなくて、「サンダーバード」→「ウルトラQ」→「オバQ」だったような気が。

 さらに日本テレビで20時から「青春とはなんだ」がありましたから、それも見てました。「ごくせん」にまでいたる熱血教師が主人公の学園モノの元祖ですな。なんと原作は石原慎太郎で、のちに原作読みました。

 1970年10月10日(土曜日)はどうだったかといいますと、19時からは当然日本テレビ「巨人の星」(30分)、19時30分からはご家族で見るNHK「連想ゲーム」(30分)ですな。

 20時からがむずかしくて、TBSが「8時だよ!全員集合」、NETが「巣浪人花山大吉」、さらに日本テレビが新番組「謎の円盤UFO」。しかしわたしは軟弱系ポップスが好きだったので、NHK「ステージ101」を見てましたね。

 読者年齢によって読んでみたい部分がちがうと思いますが、こういう本はみんな興味があるのじゃないかな。三冊そろえれば、ちょっとした資料として使うこともできるでしょう。

 あと、ちばてつやのマンガ「1・2・3と4・5・ロク」って1972年に実写ドラマ化されてたんだー、とか、現・鳩山邦夫夫人の高見エミリーが1968年に出演してたドラマ「台風娘がやってきた」の第一回サブタイトルが「ようこそエミリー」だったりして、ビリングトップは宍戸錠だけど実質主役だったのかー、とか、どうでもいい知識が得られます。最近は夜、ベッドに寝っころがってからはずっとこの本をながめております。

|

« 意外にも青春マンガ『8bit年代記』 | Main | マンガでお勉強 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference なつかしのテレビ欄:

« 意外にも青春マンガ『8bit年代記』 | Main | マンガでお勉強 »