フランスアマゾンでお買い物
日本にアマゾンがまだなかったころ、アメリカアマゾンから本を買っていた時期がありました。送料は今とあまり変わりませんが、なんせ時間がかかること。
アメリカの倉庫からトラックで大陸を横断し西海岸へ、さらに船便で日本へ、というコースだろうと想像してましたが、注文してから到着まで、ひと月以上かかってアタリマエ。だいたい忘れたころに届きます。
日本アマゾンが洋書を扱うようになってからは、1500円以上送料無料だし、到着は早いし、日本で買うことが多くなりました。
しかし洋書はおおむねアメリカアマゾンのほうが値引きがいい。送料を含めても日本で買うよりアメリカアマゾンのほうが安くなることもあって、そういうときは今もアメリカアマゾンを利用してます。
現在のアメリカから日本への送料は、一回の注文で4.99ドル+一つのアイテムにつき3.99ドル。つまり三冊の本なら送料16.96ドル。1ドル=100円として1700円です。
この送料の場合、到着まで「18 to 32 business days 」と書かれてますが、ふつうもっと早くて、最近は10日から14日ぐらいでしょうか。
で、英語の本ならこれでなんとかなるのですが、問題は現在の世界マンガ三極のうち、もうひとつ。日本、アメリカ、ときて残るフランスですね。
なぜ読めもしないフランス語のマンガを買うのか、と問われると困りますが、まあそこに山があるから、ということでひとつ。
日本アマゾンでも、アステリックスなどの超有名作品ならフランス語版ベーデーも手にはいります。でもこういうのは英語版が現役で買えますので、あえてフランス語版に手を出すこともありません。
たとえばメビウス作品などは、今は英語版も古書でしか手にはいらず、スペイン語版、ドイツ語版などは日本でも買うことができますが、本国ではいっぱい出版されているはずのフランス語版は日本アマゾンにもありません。
かつてアメリカアマゾン経由でフランス語のマンガを買ったこともありましたが、最近ではアメリカアマゾンもフランス語の本自体あんまり扱ってませんしねえ。
ネット上には海外発送もしてくれるフランスのベーデー専門店もありますが、そういうところはたいてい注意事項とかすべてフランス語なので、読めやしません。注文するのには敷居が高いったら。
わたしにとってフランス語のマンガは、空白地帯でありました。
ところが、最近フランスアマゾンを訪れてみると、以前はなかったはずの英語のヘルプ欄とかできてるじゃないですか。
ここがありがたいのはサイトのレイアウトが日本やアメリカアマゾンと同じなので、このあたりをクリックすれば、きっとこうなるだろうと予測できる(ような気がする)。いちいちフランス語の辞書を開かなくても、だいたいの見当がつくところですね。
それじゃあ、というわけで、住所とかクレジットカード番号とかを打ち込んで、フランスアマゾンにマンガを注文してしまいました。
買ったのはこの三冊↓。
左は、メビウス『アンカル1巻:黒のアンカル』です。かつて講談社が1986年に『謎の生命体アンカル』のタイトルで邦訳したものの原著。
右のふたつはメビウスがジャン・ジロー名義で描いてる西部劇『ブルーベリー』シリーズの11巻と12巻。
『アンカル』が12.26ユーロで『ブルーベリー』が9.88ユーロ。1ユーロが135円ぐらいとして、一冊1300円から1600円というところでしょうか。
送料は一回の注文で13ユーロ+ひとつのアイテムごとに1.90ユーロ。三冊の本なら送料が計18.7ユーロ。1ユーロ=135円として約2500円となります。
日本に到着するまで12から15日とありますが、今回は9日で到着しました。
このくらいの手軽さでベーデーが手にはいるなら、またフランスアマゾンを利用しようかな。ただし問題は、わたしフランス語がまったくわからないので、マンガを「読む」わけでなく「見る」だけになっちゃってる点であります。
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