ガンバの冒険
録画したアニメ「ガンバの冒険」シリーズ全26回を毎日見ていたのですが、いやー、白イタチのノロイが凶悪かつ極悪で。
知力体力にすぐれ、統率力もあり、催眠術まで使う。しかも大量殺戮者。カカカカカと鳴いて子分たちに命じ、ネズミを殺しまくってます。声は大塚周夫(ねずみ男とかチャールズ・ブロンソンとか)。
ノロイの他の画像も。ビジュアル面も含め、怖いっす。アニメ史に残る悪役じゃないか。
「ガンバの冒険」では、ネコもイヌもキツネもイタチも、ネズミをねらっているおそろしい存在。実際にネズミたち、いっぱい死にます。
血は流れまくるし、イタチのツメでネズミたちがつらぬかれる描写は多いし。ずいぶん死の匂いが濃厚なアニメです。子ども向けアニメでありながら、ここまで徹底して死とその恐怖が描かれているとは。当時の子どもたちはずいぶん泣いたのじゃないか(わたしは1975年の本放映のとき、すでにいい歳でしたけど)。
チーフディレクターは出崎統なんで止め絵が多いのですが、止め絵で描かれていてもアニメは音がはいるぶん、マンガより感情につよく訴えますねえ。
今、イタチのキャラクターといえば、どーもくんのガールフレンドのたーちゃんがいますね。だもんで、ノロイが出てくるたびにわが家では、たーちゃんコワイ~、とか言ってました。
●オマケ:キューピーのガンバの冒険コスプレストラップ(キュージョンというらしい)。
Comments
ボーボは原作でも感動的な最後を戦いの中で迎えてましたね。
Posted by: Gryphon | February 19, 2009 01:46 AM
>ちなみに、企画段階ではノロイとの最終決戦でボーボとシジンが死ぬ予定だったようです。
それって、手塚治虫的ですよね。
Posted by: misao | February 18, 2009 08:52 AM
いやあすいません。
資料ひっくり返してみましたら、最初から26話完結でした。
画面設定・レイアウト担当の芝山努氏のインタビューの
「その後、シリーズが続くかもしれないという話があったので、『誰も殺すのはやめよう』と」
という部分を誤読して勘違いしていたようです。
“シリーズ”ってのは続編てことですね。
ちなみに、企画段階ではノロイとの最終決戦でボーボとシジンが死ぬ予定だったようです。
Posted by: かくた | February 17, 2009 11:17 PM
ガンバ打ち切りだったんですか…以外でした。
原作と同じ感じで終わってましたし
子供心には全然そう感じなかったです。
Posted by: asa | February 17, 2009 10:41 PM
「ガンバ」について語ると止まらないのでひとつだけ。
視聴率を稼げなかった「ガンバ」が打ち切られ、後番組としてほぼ同じスタッフで制作されたのが「元祖天才バカボン」です。放送期間が2年にわたる人気番組になりました。4回アニメ化された中でもこれが決定版でしょう。
このように、人気の出なかった重厚なシリアス作品のスタッフが直後にギャグ作品でヒットをとばすケースを、私は「ホルス-長猫パターン」と呼んでおります(笑)。
Posted by: かくた | February 17, 2009 10:19 PM
日本語「ガールフレンド」の現代の定義ってなんでしょう。
彼女?女友達?
漫画のキャラクター構成的には「彼女」になるかなあ。
ググっても出てこないし日本での使用感覚的に軽く死語入っているのでちょっと疑問でした(^^;
Posted by: くもり | February 17, 2009 05:19 PM
たーちゃんは、彼氏いない歴10年のいたちの女の子なので、どーもくんのガールフレンドではないと思います。
Posted by: misao | February 17, 2009 09:04 AM