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February 25, 2009

吉田戦車特集本

 『文藝別冊KAWADE夢ムック 総特集吉田戦車』(2009年河出書房新社、1143円+税、amazonbk1)読みました。

吉田戦車 (文藝別冊 KAWADE夢ムック)

 いやこれほどまで多数の作家が参加しているのはちょっとないぞ、というくらいの本。書きうつすのが面倒なので、裏表紙の画像を載せておきます。

Yosida_0001

 このうち1~2ページのマンガを寄稿してるのが25人。版画/イラストで参加してるのが4人。それぞれの作家のファンは、それだけでもおさえておくように。

 文章では、祖父江慎のがおもしろかった。あれほどの装幀にして、「戦車さんとの仕事は、うまくいかない」というのがびっくり。

 この本では、すべてのひとが吉田戦車リスペクト。作品と人柄を誉めまくってます。

 かつての吉田戦車は、まちがいなく最前衛でした。今は後衛にまわってるけど頼りがいのあるフルバック、という感じでしょうか。まさにリコーのスティーブン・ラーカム。

 わかりにくい比喩ですみませんねえ。これからも読み続けさせていただきます。

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Comments

これは気になる内容ですね・・・!
ご紹介ありがとうございます、早速注文します。

"戦え!軍人くん"あたりの吉田戦車は、本当に前衛でしたね。あの頃のエッジ感は本当に唯一無二だと思います。

あれを何十年も続けるのは、きっと不可能なのかも知れないと最近思います。逆にギャグ漫画家としてのキャリアがそうさせないのかも?

エッジ感を維持しつつ、物語を紡いでいくのは、山本直樹とか岡崎京子とか、ストーリー漫画でないと不可能なのでしょうか・・・。ギャグ漫画の難しさを考えてしまいます。

Posted by: はんてふ | February 26, 2009 10:14 PM

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