唐沢俊一氏は反省しないのだなあ
ブログ更新をちょっとさぼっておりました。
何をしていたかといいますと、王欣太/李學仁『蒼天航路』をえんえんと再読してまして、もちろんBSマンガ夜話に刺激されてのことです。このマンガ、ともかくイッキ読みはたいへん。赤壁の戦い以後はちょときつい。
あと関西ローカルなのかもしれませんが、「安楽椅子探偵と忘却の岬」というミステリTV番組がありまして、犯人あて視聴者参加ドラマの第七回。
わたしこのシリーズ、1999年の第一回から見続けているのですが、最近の二回は、犯人も当てられていません。だもんで、ここ数日、ひたすら録画したビデオをリピートして脳みそを絞ってました。ちなみに今回わたしが選んだ犯人は看護婦のおねえちゃんです。今回むずかしいなあ、自信はありません。
とかやってるあいだに、唐沢俊一氏が再度話題になっているじゃないですか。
(1)『新・UFO入門』における当ブログからの盗用。は、以前からわたしが主張していたところですが、最近たてつづけに二件の盗用事件が明らかになりました。あきれるのは、ともにわたしの事件が一段落(?)してから書かれた文章であるということです。
(2)「ラジオライフ」2008年11月号「古今東西トンデモ事件簿」第38回「作家と食人」における盗用事件。
(3)時間的にはさかのぼりますが、『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(2008年三才ブックス)「ゴールドラッシュとカニバル(人肉食い)」における盗用事件。
ともに「唐沢俊一検証blog」さんの突撃取材です。
今回、(2)に関するJ-CAST NEWS の取材に対して唐沢俊一氏もコメントを出しています。
唐沢俊一氏は相変わらず何の反省もなく、ネットからのコピペを正当化するイイワケをくり返されているようです。ネットの進歩は、大学生のコピペレポートだけでなく、唐沢俊一のような珍奇なライターを跋扈させてしまうことになってしまいました。
世間では評判になっていませんが、最近ではプロのライターがコンサートの感想をブログから盗用し、商業誌に発表するような事例も出現しています。唐沢氏だけのことではありません。
実際に文章を書いているかたたちにはおわかりでしょうが、ゼロから文書をつくるのと、すでにある文章を修正するのでは、その労力はまったく違います。唐沢俊一氏のように、コピペ+文章の順番を変更したり文末を修正するだけ、という行為は、すごくいやしいものにしか思えません。
結局、唐沢俊一氏にとって、わたしのケースは氷山の一角にすぎなかったということなのですね。困ったことです。
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Comments
社会派くんが行くによれば、唐沢俊一の最新社会問題等の情報元は2chが中心だそうです。
Posted by: 忍者くん | November 12, 2008 06:02 PM
唐沢・盗作・俊一氏は、自宅書斎に2万冊以上の蔵書があり、月に50冊以上本を読むことを自慢しているそうですが、職業が、雑学ライターにしては、あまり多くないように思います。そんなことをいうのは、作家として少し恥ずかしいと思います。
Posted by: misao | October 15, 2008 02:14 PM
今日は
漫棚通信さんもコメント投稿の方々も、いずれも盗用常習犯である唐沢の事を「唐沢氏」と敬称つきで呼んでいますがなぜでしょうか。呼びつけにして当然だと思いますが、皆さん必要以上に紳士ですなあ。
Posted by: 新井 | October 14, 2008 10:49 AM
学術系の論文や書籍ですと
“「これこれ」ということはこの人のこの本に書いてあったのが初出である”
てのを脚注で明記するのは常識なのですがね。
下手すると文章の9割が引用だったりしますし。
『新・UFO入門』でも
“漫棚通信氏のブログによれば”
と前置きしてあれば、その後に十数ページにわたって引用が続いても許されたかもしれません。
まあ、どうせ学術系の書籍なんか読んでないから、そういう前提というか常識がないんでしょうな、唐沢氏は。
それとも、読んだ本に書いてあったことをさも自分が発見したことのように思い込んで人に言いふらす人なのかな?
(いや、そういうやつが身近にいますので)
Posted by: かくた | October 11, 2008 04:18 AM
なるほど、そのリクツからすれば国内外を問わずに海賊版が跋扈して出版業界全体がどうして低迷しているのかよくわかります。
Posted by: 770 | October 11, 2008 12:58 AM
盗作作家を必要としている出版社もあるんです。
予算がない
人間もいない
ならば安い盗作作家に頼んでばれたら作家に押しつけて斬り捨てましょう。
編集者も素人ですから盗作であることを知った上で掲載するということはないと思います。
Posted by: PP | October 10, 2008 12:27 PM
>彼は事あるごとに「引用」という言葉を繰り返しますが、引用元をまったく記さない上に、文章を作り変えて「自分の書いたもの」として発表しているのですから、誰が見ても「引用」とは呼べません。
これからは「盗用」と言おうじゃありませんか(大笑)
Posted by: トロ~ロ | October 10, 2008 02:27 AM
初めてコメさせていただきます。
唐沢氏の著作は、その9割に盗作や盗用が散見されますが、発覚するたびに見苦しい言い訳を続ける姿こそが、彼の人格そのものを表わしていると思います。
彼は事あるごとに「引用」という言葉を繰り返しますが、引用元をまったく記さない上に、文章を作り変えて「自分の書いたもの」として発表しているのですから、誰が見ても「引用」とは呼べません。
日本の出版史上、最多数の盗作をした作家として殿堂入りする日も近いでしょう。
Posted by: 猫丸ターボ | October 09, 2008 08:47 PM
唐沢俊一だめだね。
素直に謝罪すればいいものを・・。
Posted by: SiN | October 09, 2008 02:25 AM
某雑誌の編集者とメールのやりとりしましたが、今回の唐沢さんはかなりやばいみたいですね。唐沢さんが業界永久追放なんてことになったら、「ガセとパクリの雑学王」という企画を立ち上げることにしています(出版)。
なお、「イキガミ」に関しても、この雑誌にわたしの見解が掲載される予定です。出稿されたら、ここで書きます。
Posted by: SHIN | October 08, 2008 11:15 PM