今日は曙出版のおそ松くん全集を読んでました
わたしの持ってる曙出版「おそ松くん全集」は全31巻中6冊だけです。
医学の進歩は人間の寿命をのばしましたが、いわゆる「寝たきり」のひとも増やしてしまうことになりました。
わたしは寝たきりのひとを多く見ているほうだと思います。脳の病気や事故で完全に意識のないひと、意識のなくなるような病気ではないのですが、全身状態がしだいに悪くなって目を開けなくなったひと、さまざまです。
若いころはあんなになってまで生きていたくないなあと思っていました。意識がなくて寝ているのは、自分にとってはなんの意味もないし、お金はかかり続けるばかりだし。
しかし、最近は考えが変わりました。自分が寝たきりになることはともかく、自分の妻が、子が、そうなったときのことを思うと。
愛するひとが返事はしてくれないけど、ただうとうと眠っている。からだはなお暖かいのです。家族にとってはまったく会えなくなってしまうより、少しでも好ましい状態であるのじゃないかしら。
きわめて日本的な考えかたかもしれません。自分のことを家族がどう考えるか、さらに経済的問題はどうか、は別の話ですが。
赤塚不二夫先生については、どうしても最晩年の数年間を考えてしまうのです。ご冥福をお祈りします。
Comments
読売新聞の追悼記事の中の、筒井康隆の談話はいかにも「筒井康隆の赤塚不二夫追悼」でした。「彼は死なない人だと思っていたので驚いた」
Posted by: SHIN | August 05, 2008 08:12 AM
えーと…
社名公表はもうしばらく控えさせて下さい
赤塚マンガのターニングポイントは
「スーダラおじさん」だった、とか
そんな話を書きましたです。
Posted by: みなもと太郎 | August 05, 2008 04:03 AM
河出でしょうか?
なんかカンタンな依頼が有りましたが、
それっきりで再連絡なし。
そのかなり前にも、河出のムック企画だ
という、フリー編集者らしい方から
「筒井康隆氏と赤塚ギャグについて
対論を」なる、トンデモ注文が!
若いか、素人っぽいのか?
対談じゃ<ホリプロ・ギャラ>ではないのか??
経費出せる?ご本人スケジュールは??
何も詰められず、既に連絡ナシ。
Posted by: 長谷邦夫 | August 04, 2008 10:07 PM
某K社の企画による赤塚不二夫特集本の依頼で、400字詰15枚
ほどの駄文を渡して一週間も経たず、この訃報に接しました。
予定通り出れば「当て込み追悼本」みたいで少々つらいです。
それとも文章を若干直すよう再度の依頼が来るのか…
そんな理由でこの半月ほど赤塚マンガ漬けになっておりました。
晩年なお「家庭漫画」に執着されたワケも少々判る気がしましたです。
今は感謝をこめてご冥福を祈ります。
Posted by: みなもと太郎 | August 03, 2008 09:28 PM