『リボンの騎士』リメイク
わが家では、もう六年間も講談社「なかよし」を買い続けておりますが、さすがに最近は、安野モヨコとPEACH-PIT、そしてプリキュア描いてる上北ふたご以外は読むのが相当にキツイです。なんせ「なかよし」作品に混じると安野モヨコが描く人物ですら目が小さい方になっちゃいますからねえ。
下の子も小学校卒業なので、もうそろそろ終わりにしようかなと、「なかよし」2008年4月号を買ってきたところ、子どもたちが騒いでる。何かと見ると、次号予告にこのようなものが。
●超強力新連載!!『サファイア リボンの騎士』
どぅわっ。ネットニュースにもなってました。
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080304mog00m200009000c.html
こちらは「なかよし」のサイト。
http://games.nakayosi-net.com/manga/index3.html
思えばわたしが最初に読んだ手塚治虫『リボンの騎士』は「なかよし」版でした。連載が1963年から1966年で、まとめて読んだのはB5判の雑誌形式の総集編、別冊少女フレンド増刊全二巻。1967年のアニメ化にあわせて出版されたものです。
この版ではビーナス編がばっさり削られてまして、死んだサファイアのところに天空から光がおりてくる。この光がビーナスからの使者じゃなくて、サファイアを生き返らせる神様ということになってて、そこで終了。
1969年小学館ゴールデンコミックス手塚治虫全集版が発行されたとき、さらに続きがあって驚きました。でもまあ、ビーナス編はあまりデキがよくないから、実は最初に読んだバージョンのほうが好きだったりします。
「少女クラブ」版の『リボンの騎士』(1953年~1956年)や『双子の騎士』(1958年~1959年)を読んだのはもっとあとで、『双子の騎士』は1971年の虫コミックス。オリジナルの『少女クラブ版リボンの騎士』を読んだのはさらに遅くて、講談社全集が発行された1979年になります。わたしの年代だとこういう順番で新しいものから古いものへと読んでいったわけですね。
2004年に発行された『リボンの騎士 少女クラブカラー完全版』(ジェネオンエンタテインメント)は美しい本でした。やっぱ手塚のカラーは二色も三色も四色も美しい。
アニメのほうは1967年から1968年の放映でした。最初の放送のときも見てますが、のちに再放送されたとき(もうそこそこの年齢になってました)、わたし、ストーリーや感想をメモしながら全話を見直してます。あのメモどこに行っちゃったかなあ。手塚治虫が演出の回、だめじゃん、と思ったのはそのころのこと。
で、このようにわたしにとっても思い出深い『リボンの騎士』がリメイクされるわけです。シナリオが高橋ナツコで、マンガを描くのは『ぴちぴちピッチ』でスマッシュヒットを放ったあと、ちょっとアレな作品が続いた(←ウチの子の評価です)花森ぴんく。
今月号の「なかよし」によりますと、
●フツーの女子中学生だったはずなのに…。この恰好は、いったいなぜ!?
サファイア、中学生なのかっ。ああ不安だ。
Comments
はじめまして(・∀・)

私もそのニュース見ましたーww
花森ぴんく先生は『ぴちぴちぴっち』を読んでいたので絵柄は分かりますが、リボンの騎士とは少し合わない様な気もしますorz
どんなマンガになるのか期待です
Posted by: あきら | March 31, 2008 02:34 PM
通りすがりのリボンの騎士をこよなく愛するななぼのと申します。(^^)
リボンの騎士のリメイクは話題になってますね。
ちょっとロムって見るとリボンの騎士ファンを見つけては嬉しくなっています。
とはいえ今回のリメイクは私的には全く別物と思って楽しむことに決めました。
うーん・・楽しめるるといいですが・・(^^;
しかし 41年ぶりに復活って何でしょうね?
どうせ復活させるなら40年の節目にしろよ!とか
復活って事は一度死んだのかよ!!
って突っ込みを入れちゃった事は内緒です。(苦笑)
Posted by: ななぼの | March 15, 2008 01:08 PM
こういうものはプルートゥと同じくやはり手塚眞氏の許可が通っているのかなあ。
「歴史的スーパーまんが」って表現がなんか最近っぽいです。
Posted by: くもり | March 05, 2008 11:34 PM