BSマンガ夜話に向けて
2007年11月末のBSマンガ夜話再開に向けて予習は欠かせないわけです。五十嵐大介『魔女』と二ノ宮知子『のだめカンタービレ』はOKとして、問題は新井英樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』。
わたしの持ってるのはヤングサンデーコミックス版全14巻で、実は一昨日から読み直してるんですが、やっぱ最終14巻がとんでもない。文字/絵の比率、さらに物語内時間/ページ数の比率がはねあがってますが、おそらくはこれほどスケールの大きな展開の一冊は空前にして絶後。でも、つめこみすぎやがな。どう考えても作者が最初に計画してた終わりかたとは違うのでしょう。
というわけで、加筆修正されたエンターブレイン版の『真説ザ・ワールド・イズ・マイン』全五巻を買うべきかどうか。でもなー、一冊1280円+税だもんなー、みんなダブって買ってんのかなー。悩みに悩んでおります。ためしに1巻だけあるいは5巻だけ買うという邪道をしてみようかしら。
Comments
>エンターブレイン版の『真説ザ・ワールド・イズ・マイン』
あっ、これは個人的買い物リストで
常に上位をキープしながら
買うたやめた音頭を繰り返している本!
ちょうどこの作品の連載中、ヤングサンデーの方針変更があったことを思い出しました。
私、首相ストリップのあたりまでは連載をリアルタイムで読んでいた記憶があるんですが……
ところで、「町山智浩のアメリカ映画特電」が、
エンターブレイン版刊行時に『ザ・ワールド・イズ・マイン』を取り上げています(第10回)。
まだお聴きでなかったら、予習に是非。
面白いです。
http://www.eigahiho.com/podcast.html
Posted by: いでぃお | October 06, 2007 04:36 PM
情報ありがとうございます。うーむ100ページ加筆ですか。とりあえず一冊買ってみることにします。
Posted by: 漫棚通信 | October 06, 2007 09:22 AM
全体で100pの描きたしがあるそうです。
ぼくは当時、第一話を読んでビビってしまい、エンターブレイン版が出て初めて読みました。
十分に面白かったのですが、それでも、そのとき、旬のうち、リアルタイムに読む必要のあることを思い知りました。他人事のように面白かったのです。
描きたしは、ご本人の解説によれば、9.11.以降に物語をいじるのを潔しとせず(意)ということで、ストーリーを変更させるようなものでは無いようです。
エンターブレイン版全巻に収録された作者インタビューと、当時の担当編集による解説には有用な情報があるように思います。
Posted by: inuneko | October 05, 2007 09:43 PM