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July 11, 2007

これは盗作とちゃうんかいっ・だらだら篇

前回からの続きです)

 お騒がせしております。

 わたしがブログに書いた記事が、KS氏によってGT社発行の新書に盗用された事件につきまして、KS氏およびGT社との交渉はあいかわらずだらだらと続いております。

 なんでこんなイニシャルだらけの文章になっているかといいますと、KS氏とGT社担当者Y氏より、わたしの書く文章に今後固有名詞を出してくれるな、という要望があったからでして、いやね、わたしはそんなことやっても意味ないし、かえってヘンですよ、と言ったんですけどね、これ次回も続けることになるのでしょうか。

 さて交渉のほうは、GT社からの連絡があいかわらずのんびりとしてまして、先週なんか一度も連絡がなかったくらいでわたしのイライラはつのるばかりです。7/9に久しぶりの連絡があってわたしから返答して以来、本日も連絡をもらえるかと思って待ちかねていたのですが、そうもならず。解決直前なのか、はたまた決裂直前なのか、当事者のわたしにもよくわかりません。

 交渉が決裂した場合は、当然次の一手ということになるのですが、それもちょっと面倒ではありますがそうも言ってはいられない、と迷える心情なのでした。


※次回に続きます。

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Comments

厳冬社、こちらでも盗作騒動。
正式に抗議が出ているようです。
http://eiji.txt-nifty.com/higaki/2007/07/post_e5a6.html

Posted by: gto | July 18, 2007 01:06 PM

唐沢俊一の盗作の件で、勝手に自分のサイトhttp://www.fujiokashin.com/index.html
にリンクしてしまいました。ご迷惑なら外しますので、その場合はご連絡下さい。

Posted by: 藤岡真 | July 17, 2007 09:54 AM

う~ん弁護士に相談して訴訟起こせば?と思う私は子供かな・・・
何にしろできる限り早めの行動を起こした方が良いと思います

Posted by: 通りすがり | July 17, 2007 03:43 AM

(コメントしないはずだったんですが)うちの近くの本屋では、「新・UFO入門」は、改訂していないのを普通に買えます。

インターネットでは、Amazonでは新刊は買えず、古書だけ買えるようになってます。楽天ブックスとe-honでは普通に注文できます。出版社が販売をストップしていないのでしょう。

誠実に対応しているように見せて、第1版を売り切ってしまう作戦でしょう。幻冬社は汚い手を使うなあ。

イニシャルにせよというのは、WEBで批判されるのが、こたえている証拠ですよ。自分がやましいところがなければ、名前を使われても平気なはずでしょう?

Posted by: しんご | July 16, 2007 01:41 AM

GT社って悪いイメージばかり膨らんでいくなあ。
ローゼンメイデンとか。

Posted by: また別の通りすがり | July 15, 2007 04:17 PM

それは「きっこのブログ」。ここは関係ない。

Posted by: 別の通りすがり | July 15, 2007 01:36 PM

>「死ねばいいのに」だの言ってる女と一緒だね

ここのブログ主さんは男だと思っていたのですが。

Posted by: あ~ | July 15, 2007 12:42 PM

コレ↓ってここのこと?

http://www.shakaihakun.com/data/vol066/main03.html
>唐沢●みんなが叩いているから、この期に乗じて言いたい放題いってしまえっていうタイプだな。
>「あたしは唐沢俊一なんて今まで名前も聞いたことがなかった」とか書きながら「人間のクズ」だの
>「死ねばいいのに」だの言ってる女と一緒だね!(編集部注:あえて解説はしませんので、お察しください)

http://www.shakaihakun.com/data/vol066/main05.html
>唐沢●そういえばオレもよくブログなんかで「……と、唐沢俊一が言っていた」とか、
>自分が言ってもいない発言を無断引用されたりしてる(笑)。
>別にこれは自己弁護しているわけじゃないけど、それを俺は楽しんでいるよ。

Posted by: 通りすがり | July 15, 2007 02:30 AM

多少荒立ってないと、問題が有耶無耶になってしまうと思いますよ。

個人に対し辟易させるような対応で問題自体グダグダにする手法を企業側は良く使ってきますね。

Posted by: dai | July 14, 2007 07:37 PM

イニシャルに替えてここをグーグル八部にしても、ここにリンクしてる人達は
イニシャルなんて使わないから全く意味無いかと。

というか、この対応は酷すぎる。唐沢氏は癖があるけどちゃんとしてるところは
ちゃんとしてるというイメージだったから凄い幻滅した。めちゃ嫌いになった

Posted by: 笑止 | July 14, 2007 10:23 AM

>イニシャルに改めておきながら、コメント欄での記載は許したり、
>ことを荒だてたいだけにしか見えない。
>Posted by: とおりすがり | July 13, 2007 at 05:37 PM

記事をよく読んでください。唐沢・幻冬舎サイドはM氏の書く文章だけに要望を出しているのであり、
M氏以外がコメント欄でイニシャルを用いるのは要望外のことです。
実際問題、第三者にまでそんな要望を押し付けたらかえって荒れるでしょうしね。
(そもそもM氏にそんな要望出す理由がよくわからん)

>なんでこんなイニシャルだらけの文章になっているかといいますと
>KS氏とGT社担当者Y氏より、わたしの書く文章に今後固有名詞
>を出してくれるな、という要望があったからでして

Posted by: ant | July 13, 2007 10:13 PM

誠実な対応頼んます。

Posted by: ははは | July 13, 2007 09:30 PM

幻冬舎、唐沢俊一。
不誠実な解決は絶対に許さないぞ。
攻めるのは簡単なんだ。
ばすばす穴開けてやるぜ。
なんせ、あたしは大手広告代理店wの人間なんでね。

Posted by: 藤岡真 | July 13, 2007 08:59 PM

他人のブログの運用ポリシーに圧力をかけるなんて、ことを荒だてたいだけにしか見えない。
ソレで信用を失うんだってなんで思えないんだろう?

伊藤さんのコメントの意味が味わい深く伝わってきますね。

Posted by: ふしぎなテルモス | July 13, 2007 07:45 PM

GT社は「顰蹙は金を出してでも買え!」が社是ですからねぇ・・・(´・ω・`)

Posted by: 涼宮ハルヒコ  | July 13, 2007 07:34 PM

GT社の要望そのものが、事を荒立ててるんですよ。

Posted by: ははは | July 13, 2007 06:38 PM


おっと、GT社の関係者のご降臨です!

Posted by: あ~ | July 13, 2007 05:51 PM

イニシャルに改めておきながら、コメント欄での記載は許したり、ことを荒だてたいだけにしか見えない。

Posted by: とおりすがり | July 13, 2007 05:37 PM

>イニシャル
目には目と歯と口と耳と鼻と・・・
と要求しているからじゃないの?外野が

潰すとかいってる博報堂のおじさんもいるし

Posted by: とおりすがり | July 13, 2007 02:15 PM

本件について、コメントを避けてきましたが(唐沢氏がパクリを
しようと、いかに醜悪に立ち回ろうと、ぼくには関係ありません)
コメントのなかに自分の名前が出ていたので、少し書こうと思
います。

今回、唐沢氏に幻滅した、あんな人だとは思わなかったという方
は多いと思います。マンガ学会でお会いした呉智英さんもそうで
した。その気持ちも分かるのですが、ぼくからすると、皆さん、
ようやく分かりましたかという感じなんですね。今回の対応のま
ずさにせよ、脇の甘さにせよ、10年前に分かっていたことだと
思っています。
とはいえ、ぼくにしても、一度は彼のことを評価し尊敬していた
のですから、いま「幻滅した」と仰られる方々を批判することは
できません。する気もありません。それだけ、唐沢氏の外面を
とりつくろう所作が上手く機能していたのだなと思うだけです。

皆さんご存知のとおり、かつてぼくは唐沢氏を訴えています。
「年寄り」氏が「説教」と言われていますが、初期はその範疇に入

もので、いくぶんかは耳を傾けるべきものが含まれていたでしょう。
しかし、後の裁判の対象になった唐沢氏の文章群は、単にテクスチュ
アル・ハラスメントでしかなく、かつ唐沢氏に都合のよい嘘八百が
含まれており、およそ醜悪で犯罪的なものだったわけです。

しかも、彼はこの裁判の過程や、謝罪文掲載の後も、あれこれ
周囲に「あんなことは大した問題ではない」などの妄言を話し
て回っていたのです。そのなかには、嘘や勘違いも相当に入って
いました。

これはいままで公表してこなかったことですが、
裁判の途中、唐沢氏が渋谷の路上で「噂の真相」誌の編集者と
出会い、裁判の経過について「ごく短い謝罪文を裁判所に提出
して終わり。自分にはなんの影響もない」といった意味のこと
を言い、ところがその編集者氏がぼくの担当でもあったものだ
から、即座にウチに電話が入り、弁護士に相談したところ、
光文社(唐沢側)の弁護士に連絡がとられ(民事裁判では、
弁護士同士の連絡は可能らしいですね)、結果、光文社の顧問
弁護士氏が激怒したという経緯があります。
顧問弁護士氏が怒り、呆れた様子は東京地裁で直接話をしたと
きによく分かりました。

件の裁判では、「小説宝石」に掲載された謝罪文に「誹謗中傷
的」という文言が入れられています。通常、この手の名誉毀損
裁判では、「不適切な表現」などの言い回しになり、明確に
「誹謗中傷的」という言い方はされないのだそうです。これが
入ってしまうと、出版社が「悪意を持ったものを出版した」と
認めることになるからということで、調べていませんが、他に
例がない可能性もあるという話もあります。

つまり、通常であれば「誹謗中傷的」という文言は謝罪文に入れ
られないのですが、こちらの要求を光文社側が認めたのは、もう
抵抗できないという判断が弁護士にあったのではないかと推察します。
光文社サイドで、唐沢氏と弁護士氏が直接やりとりをする機会
があったかどうかは詳らかにしませんが、裁判の途中で、唐沢
氏が周囲に強がってみせたりしたことが、結果に影響した可能性
はあると思っています。

私見では、唐沢氏にはとても「自滅的」なところがあると考えて
います。知識も豊富だし、能力もある。ところが、何かことが
進行すると、自分で潰すようなことを無意識にしてしまう癖が
あるようなのですね。
今回も、朝日新聞の書評委員という立場を取った途端に、この
騒動です。わざと自滅的な行為をするというのではもちろんな
く、要所要所で、なぜかそうしてしまう、そういう悲しい習性
のある人物だと見ています。でなければ、もっと尊敬され、偉い
ひとになっていたに違いありません。
さらに問題なのは、そうした無意識の自滅があるとして、周囲
を巻き込むことですね。迷惑がかかる。
今回も、漫棚通信さんがその「被害」にあっているわけだし、
副次的には村崎百郎氏なども巻き込まれています。

しかし、だからといって、唐沢氏の内情や心情を斟酌する必要
はどこにもなく、毅然とした態度で臨むべきです。

長々、すみませんでした。
多少なりとも参考になれば幸いです。

Posted by: 伊藤 剛 | July 13, 2007 07:22 AM

盗用の問題自体については他の方がコメントなさるのでここでは書きません。今回の事件で痛感するのは、唐沢氏が盗用をすぐ認めていたら、漫棚さんの興味深くて楽しい記事がもっとたくさん読めたことです。漫棚さんが「すぐにできてしまう」コピーペーストの多い6/4の記事を書くのにも約2時間かかっている。普段の記事にはもっとたくさんの時間が費されていることになります。それが盗用事件に消えたのです。他人の時間を盗用で奪って誰に何の得があるのでしょう?

Posted by: 菜箸 | July 13, 2007 02:40 AM

やはり会社の態度が良くないですね。
これ以上遅らせるなら、専用のブログで
毎日書きます!とでもいうべきです。

だらだらやって、貴兄があきらめるのを
待つ作戦でしょう。

やはり社長にも抗議すべき。
頭文字なんて本当に姑息です。

Posted by: 長谷邦夫 | July 13, 2007 12:16 AM

 ニフティの伝説の「炎の7日間」を思い出すなあ。
 牛さんの1000の妄言の間にちらつく1つの正論に一言もない唐沢さん。守りに入ると本当に情けない対応しかできない人ですよね。たぶんこれが彼の本質なのでしょう。
 あれからずいぶん時が経って、こんなときには毅然と平謝りしておく強さを期待してました。それさえあれば、尊敬を集めたし、伊藤剛くんへの(彼が絶対聞いていなかろうと繰り出す)説教も有効だったろうに。私はあの説教好きだったんですがね。本件でこの説教も含めて、唐沢さんをとりまくいろんなものが瓦解した。
 一言でいって、残念です。

Posted by: 年寄り | July 12, 2007 11:38 PM

唐沢さんの著作は好きでいくつも読んでいるのですが
今回の対応ぶりは不自然ですよね。

とりあえずイニシャルにする必然性を感じません。
そもそも「KK&KS社から圧力がかかった!」という
ネガティブ・イメージが広がる結果になって両者にはむしろ損だと思うのですが。

Posted by: あ~ | July 12, 2007 06:27 AM

呆れかえったる態度ですね。
そんな要請など聞く必要はないでしょう。
万引き犯が、偉そうに「本名を出すな」と要求しているのと同じじゃないですか。とっとと謝れと言いたい。
唐沢俊一に関しては、わたしは自分のサイトで糾弾し続けるつもりです。「人の噂も75日」とは、絶対にさせません。盗人猛々しいとはこのことを言うのでしょう。

Posted by: 藤岡真 | July 11, 2007 11:49 PM

妙な要望ですが、おそらく検索よけだと思います。まとめサイトがグーグル八分にされているのと同じ理由ではないかと。
ずいぶん姑息な手段ですが。

幻冬舎から出た『新・UFO入門』のことですね。
著者は「トリビアの泉」で有名な唐沢俊一という人です。

コメント欄で第三者が書くぶんにはかまわないでしょうw

Posted by: 通りすがり | July 11, 2007 11:24 PM

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