だらだら日記
本日は休日でだらだらしております。実は五月の連休のとき、わたくし、エキスポランド、太陽の塔、そして大阪府立国際児童文学館をのぞきに行っておりまして、そのとき、あの風神雷神2にも乗ったのであります。その翌々日に事故ですからね。いやー、それを知ったときはさすがに肝を冷やした。もう二度とジェットコースターには乗らんぞ。
午前中は昨日買ってきた大森望/豊崎由美『文学賞メッタ斬り!2007年版受賞作はありません編』(2007年PARCO出版、1200円+税、amazon、bk1)をイッキ読み。デキの悪い小説、デキの悪い小説評、の悪口いいまくりであいかわらず大笑い。著者ふたりの立ち位置がぶれずにしっかりしてるのがケッコウでございます。
あと読みかけてるのがウェンディ・ムーア『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』(2007年河出書房新社、2200円+税、amazon、bk1)。えらいハデなタイトルですが伝記です。マンガとは何の関係もありません。このジョン・ハンター先生、近代外科の父と呼ばれながらもロンドンの死体盗掘ビジネスの黒幕で、「ジキル博士とハイド氏」や「ドリトル先生」のモデルだそうでして、これがまたずいぶんおどろおどろしいムチャな実験もしてらっしゃいます。18世紀の後半ですから、日本では解体新書が翻訳されたころ。当時のロンドンは大陸のほうよりずいぶん遅れた暗黒都市だったのね、という印象。これに比べると江戸なんかずいぶん牧歌的。
そして今日は、最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』(2007年新潮社、2300円+税、amazon、bk1)という星新一の伝記がbk1より届きまして、これあちこちで絶賛されてますので読むのが楽しみ。発行が3月30日で4月25日には三刷ですよ、売れてるみたい。
マンガのほうは、畑中純『1970年代記 「まんだら屋の良太」の誕生まで』(2007年朝日新聞社、1300円+税、amazon、bk1)を読み終わったところです。これてっきり文章の本だと思って買ったら、全部マンガだったので驚いた。自伝です。これにはずみがついて、畑中純『極道モン』1巻(amazon、bk1)2巻(amazon、bk1)(2005年東京漫画社、980円+税)を読み直し。これまるまるヤクザのマンガなんですが、2巻のほうに青木雄二の追悼マンガが載ってました。小林旭ふうの渡り鳥、青木雄二がギターを抱いて歌いながら去っていく。これいい話だ。そういえば畑中純が『まんだら屋の良太』に描いた、手塚治虫の追悼マンガも良かったなあ。
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