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April 25, 2007

お久しぶり、大友克洋

 ご近所の書店に行くと、めずらしくマガジンハウスの雑誌「BRUTUS」のバックナンバーが並べられてて、あれれ、こんなのが出てたのか。

 2007年1/1・15合併号の特集は「クール・ジャパン!?」と題され、別冊付録が「大友克洋新解説」。これに大友克洋の新作マンガ『公園』が掲載されてました(一応アマゾンにリンクしておきますが、欲しいかたは書店でバックナンバーを注文すれば普通に定価680円で手にはいると思います)。

 昨年発売の雑誌ですので、古い話でスミマセンねえ。大友のマンガ、ずいぶん久しぶりに読んだ気がします。最後って何だったっけ。「COMIC CUE」の時代劇マンガ? それともバットマン?

 17ページの短編ですが、ストーリーはないも同然。公園でぐだぐだ話をする男子高校生三人と、公園清掃のジジイ三人の対決、が起こりそうで起こらない。長編のプロローグっぽい感じ。

 四色カラーなのにセピアふうに少し色をつけてあるだけで、白色に残してある部分のほうが多いです。センスいいなあ。それとも、そう見せて実は手抜きだったりして。視点移動はあいかわらずスゴクて、突然、天空の神の眼視点に移動したりします。今で言うならグーグルアース視点か。

 ヘンな実験をしてまして、このマンガ、右から左に進む通常の右開きの日本マンガなのですが、高校生がしゃべるフキダシが横長で、セリフも横書き。老人たちのフキダシは縦長で、セリフ縦書き。会話が通じてない、という表現なのかしら。

 大友マンガが読めない21世紀読者は不幸だ。作者にとっては映像のほうがおもしろいのでしょうけど、もう本格的にマンガに戻ってくることはないのかしら。

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Comments

現在の大友克弘氏を見ていると、かのマイケル・ジョーダンがMLBに無茶な挑戦をして、
現役生活を数年間棒に振った事を思い起こします。
あのときは、数多くのバスケット・ファンの涙が地面に零れ落ち大河となってカリブ海にそそがれました(中国伝奇物語的表現)。
才能の無い「映像作家活動」なんかやめて「天才マンガ家」へのカムバックを切に望みます。

Posted by: トロ~ロ | April 26, 2007 04:53 AM

基本的には同意ですが、まだ「蟲師」を見てないからなー。ネットの評判などを読むと、見るのちょっとコワイですね。

Posted by: 漫棚通信 | April 26, 2007 08:25 PM

長谷邦夫さんのブログによると実写版「蟲師」は「無残」の一言らしいです(汗)ゆえに私は見ないつもりです(原作&マンガ家大友を好きなので)。
アニメ版「蟲師」は、なかなかの出来栄えでした(特に第一話が秀逸)。

アニメといえば「おお振り」は、原作よりも場面展開の緩急のテンポが悪い気がします。大丈夫かなぁー。

Posted by: トロ~ロ | April 27, 2007 01:56 AM

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