下品語はムズカシイ
買いためてある英語のマンガもときどき読もうと試みるのですが、やっぱ英語は難しくて、時間がかかってしょうがありません。さらにスラングが混じりますと何が何やら。
でもさすがにアメコミでは下品なセリフは比較的少ない。映画のセリフのほうがずいぶんと下品です。セックスがらみの罵倒が多くて、日本語の悪口なんかおとなしいもの。日本語はいわゆる罵倒語が少ないほうだと思いますが、アメリカ映画とか見てますと、登場人物がファッキン、ファッキンとうるさいぐらい言ってますねえ。こいつらはファッキンをはさまずには会話ができんのか。
で、スパイク・リー監督の「インサイド・マン」というケッコウなサスペンス映画をレンタルで見ておりましたところ、弁護士のジョディ・フォスターがニューヨーク市長に圧力をかける。ま、脅迫してるのですが、そのシーン。ここで市長がジョディ・フォスターに対して
You are a magnificent cunt.
とまあ、こういうことを言うわけです。
すぐには反応できず、しばらくしてから思わず一時停止ボタンを押して、いっしょに見ていた同居人と顔を見合わせました。今、ごっついこと言うたんとちゃうん?
字幕には「見上げたゲス女」と出ましたが、直訳すると「壮大な女性器」ですな。これに対してジョディ・フォスターが複雑な顔をして、サンキューと答える。
さて、ここで家族と議論になりまして、これは悪口やろー、でっかい○○○、つまりおまえのはゆるゆるだぞ、とけなしておるのデハナイカ。いや、さすがに“maginificent”であるから、ここは下品ながら誉めてるね。日本語で言うところの「でっかいきんたま」に対応していて、根性すわっとんのー、ぐらいの意味ではアルマイカ。そうか、だからジョディ・フォスターが、いやな顔をしながらも、サンキューで返したか。
とまあ、わが家では一応納得したのですが、ホントに正解かどうかは謎です。この部分、吹き替えでは「人の弱みにつけ込みおって」と訳されてます。
その後、ネットで映画評を読んでたら、ジョディ・フォスターの役を“bitch on wheels”と表現してるところがありまして、「車に乗った、あるいは自転車に乗った、あるいはローラースケートをはいたメス犬」? さてこれもわからん。
ある説明によりますと、「いっしょに働いている人間に対して、クレームをつけたりいやがらせをせずにはいられない、ほんっとに失礼なヤツ(主に女性)」とありまして、なぜこれが“on wheels”なのか。ああ、わからんことばかり。
Comments
http://www.youtube.com/watch?v=5VW624VfP0U
↑これを見て黒人とはファックとビッチだけ知ってたら会話できることがわかりました
(間違った知識)
Posted by: Wen | March 14, 2007 06:52 AM