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December 10, 2006

ベストテンのシーズン

 年末に宝島社(かつてはJICC出版局)が出してる「このミステリーがすごい!」も、最初の1988年末の発売ぶんからずっと買ってますが(おっと、1992年版だけ買いのがしてる)、1992年版からはマンガ家が表紙を描くのが恒例になってました。

1992:泉昌之、1993:高野文子、1994:坂田靖子、1995:いしいひさいち、1996:喜国雅彦、1997:みうらじゅん、1998:佐々木倫子、1999:唐沢なをき、2000:森下裕美、2001:とり・みき、2002:細野不二彦、2003:山下和美、2004:おおひなたごう、2005:山本英夫、2006:古屋兎丸

 どれもアイデアにあふれた絵で、今年は誰かなー、と毎年楽しみにしてたのですが、2007年版はおしゃれなイラストになっちゃってて、ちょっとがっかり。アンチ週刊文春ベストテンとして始まった「このミス」も曲がり角ということでしょうか。

 で、同じく宝島社が出してる「このマンガがすごい! 2007オトコ版」と「2007オンナ版」買いました。コチラの本はもともと何かのアンチとして始まったわけではないので、方向性がもうひとつはっきりしませんが、こういう企画は知らないマンガを教えてくれるので、たいへんありがたいです。いろいろと紹介されてると、アレもコレも読んでみようと思いますものね。それにお祭り企画として楽しいですし。

 今、勘定してみると、「2007オトコ版」のトップ52作品のうち、自分が持ってるのが34作。昨年が58作品中33作だから、あんまり変わりません。オンナ版は持ってるのが少なくて、2007年は15/52作、去年が17/58作。でもねー、分類がアレですからこれくらいになってますけど、わたし純粋少女マンガには弱くて。宝島社の分類では、西原理恵子とか安彦麻理絵とかはオンナ版ですからね。去年なんか、岡野玲子「陰陽師」もマルジャン・サトラピ「ペルセポリス」もジョアン・スファール「プチバンピ」も全部オンナ版。もともと男女二分冊には無理がありますからしょうがないけど。

 マンガ作品からベストテンを選出するとき大きな問題は、日本の長編マンガってのは一年ぐらいじゃ完結しない、という点であります。オトコ版ベスト20のうち、2006年と2007年のダブり作品は5作。オンナ版ベスト20では、なんと9作ダブりです。今年もハチクロがベストワンでした。

 このあたりが一年ごとに必ず全作品が入れかわる、映画やミステリ小説のベストテンと違って悩ましいところ。この先ずっと、NANAとのだめと大奥が上位独占したらおもしろくないしね。

 さて、わたし自身の今年のベストは。うーん、こんなところでどうでしょう。

1)小畑健/大場つぐみ「DEATH NOTE」
 きれいに完結しました。
2)森下裕美「大阪ハムレット」
 著者の新生面。
3)日本橋ヨヲコ「少女ファイト」
 傑作の予感。
4)あずまきよひこ「よつばと!」
 わが家の中では誰かが読んでる率トップ。
5)浅野いにお「ソラニン」
 「虹ヶ丘ホログラフ」はあまりに複雑すぎておすすめしづらいので、こっちを。

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Comments

私の家でも「よつばと」は人気です。「少女ファイト」もいいですね。「G戦場ヘヴンズドア」の3巻の勢いが残ってますね。二宮知子さんで言えば「GREEN]4巻の勢いが「のだめ」に突入したってとこでしょうか?「大阪ハムレット」「ソラニン」は未読です・・・

Posted by: not a second time | December 12, 2006 06:06 PM

「大阪ハムレット」はむっちゃオススメなのですが、世評はもうひとつ、かな。誰か大プッシュしてくれないでしょうか。

Posted by: 漫棚通信 | December 13, 2006 09:06 PM

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