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November 21, 2006

のだめのラフマニノフ

 昨日放映してたテレビドラマ版「のだめ」は、二週続けてラフマニノフでしたね。

 ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は、わたしみたいにクラシックに不案内な人間にとっては、これはもう、マリリン・モンローの映画「七年目の浮気」であります。この映画でのモンローは、「マリリン・モンローにそっくりなやたらと色っぽい女性」という役でして、セルフ・パロディここにきわまれり。

 主人公(♂)が、この触れなば落ちんという風情のモンローとなんとか浮気してやろうと画策するのですが、彼女を自分の部屋に招いて、かけるレコードが、「ラフ……マニナフ……」であります(←いや、主人公が思いいれたっぷりにこういう言い方をするのよ)。

 この映画は大ヒットしましましたから、世界じゅうのひとに「ラフマニノフはエロい」というイメージが刷り込まれてしまいました。ですから「のだめ」5巻で、ミルヒーが千秋に「色気」とか「くねくね」と言ってるのは、このエロいイメージ全開ですね。のだめと千秋がラフマニノフをピアノ連弾するところも、エロエロであるべきなのですが、うーん、二ノ宮知子ではそうはならんなあ。

 このラフマニノフのピアコン二番の最初はピアノ独奏から始まります。ピアニッシモで「ツーンタン」「ツーンタン」で始まり、七回繰り返されるうち音がだんだん大きくなり、八回目で「ツーン、タ、タ、タータターン」のあと「ドロロロロロロ」となって、その後オーケストラが重なります(←曲を知らんひとには何を書いておるのかわからんと思いますがご勘弁)。この場面、マンガでは二回出てきます。ともに音符つき。

 千秋が弾くときは、ピアニッシモと音符が描いてあって「チャーン」「ダーン」「チャーン」「ダーン」と始まります。さすがに繰り返しは二回だけしか描かれません。そのあと手のアップで音符がでっかく描かれる。これが音が大きくなった表現。

 これに対してのだめは、「バーン」「ドコーン」「バーン」「ダーン」と二回繰り返されたあと、三回目は擬音なしの右手のアップ(音符つき)、左手のアップ「ドン」(音符なし)と描かれます。三回目は表現を変えたわけです。

 ともに七回繰り返すことはさすがにしません。というか、マンガでは無理。ま、テレビの演奏でも曲を思いっきり省略してましたから似たようなものではあります。

 実はわたし、テレビ版のラフマニノフのシーン、かなり期待してたのですが、あんまり感心しなかったのですよ。音がねー。もうひとつ厚みがない。Sオケのラプソディ・イン・ブルーもそうでした。って、テレビのスピーカーだからしょうがないのかもしれませんけど。今回は、マンガの勝ち。

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Comments

そうですね。全部においてマンガの勝ちなのですが、家族全員で楽しんでます。家族全員で楽しむ月9なんか、今後存在しないでしょう。
マングースのピアニカもちょっと違うだろ!!!と、思いながらも出演者の熱演ブリに許してしまう、稀な作品です。
黒木君もイメージぴったりでした。今後に期待です。9巻までってことなので、のだめの家族、大川市が登場するか、どうかが地元では話題(?)になってます。「大川駅なんて、ねーじゃねえか。」は地元では爆笑でした。

Posted by: not a second time | November 23, 2006 at 05:58 PM

あのピアニカにはもっと期待してたんですけどねー。2人弾きしてくんなきゃ。

Posted by: 漫棚通信 | November 23, 2006 at 09:03 PM

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