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October 26, 2006

もりもと崇の江戸と明治

 小池書院から、もりもと崇の単行本が二冊同時発売されてます。「大江戸綺人譚~のっぺら女房~」と、「鳴渡雷神於新全伝(なりわたるらいじんおしんぜんでん)」1巻。。「難波鉦異本(なにわどらいほん)」の掲載誌だった少年画報社「斬鬼」が2004年10月号で休刊してから、もう丸二年ですねえ。待ちかねました。

 前者は江戸時代が舞台の短編集。郭ばなしも多く、「難波鉦異本」の別バージョンふうです。もりもと崇の江戸ものは、杉浦日向子をぐっとエッチにした感じ。登場人物の思考や感性は江戸人のようでもあり現代人でもあり。きっとこのあたりのあやふやなところをねらっているのでしょう。

 「鳴渡雷神於新全伝」のほうは明治を舞台にした伝奇マンガ。こっちは江戸ものと違って時代は騒然としています。山田風太郎の明治ものでもそうですが、江戸と明治が混じった風俗がおもしろい。主人公の新聞記者は江戸時代を知らない世代。平成生まれをイメージしてるそうです。

 舞台が江戸にしても明治にしても、もりもと崇のように文献読んで時代考証して、虚実ないまぜにきちんとお話をつくるひとは貴重です。おとなのマンガだなあ。

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Comments

バカボンドのちゃぶ台事件ですね

Posted by: momotarou | October 31, 2006 at 03:25 PM

ちゃぶ台はあちこちに出没してるらしいですね。

Posted by: 漫棚通信 | October 31, 2006 at 09:00 PM

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