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September 29, 2006

スーパーマンのトリビア

 小学館プロダクションの出してるアメコミの「パーフェクト・ガイド」シリーズも、スパイダーマン、X-メン、バットマンに続いて今年は、「スーパーマン パーフェクト・ガイド」が発売されてます。もちろんすべて映画公開に会わせての発行です。

 ここ数日この本を食卓に広げて読んでたところ(でかい本なので寝っ転がって読めません)、ウチの小学生から質問が。

 スーパーマンの服は誰が作ったの。

 以前に、スパイダーマンはコスチュームを自分でちくちく縫ってた、という話をしてたからこういう質問が出てくるのですが、この本ではこういう問いにも答えてくれます。

 実はスーパーマンのコスチュームは、クラーク・ケントの育ての母親、マーサ・ケントがミシンで縫ってくれたものでした。そしてあのSのマークは、クラークと育ての父親、ジョナサン・ケントが頭をひねって考えたもの。というわけで、あの有名な青赤黄のコスチュームは、ご家庭内でデザインされたものでした。

 さらに、Sのマークにはオリジナルがあって、ネイティブ・アメリカン、イロコイ族のブランケットについていたマークを真似たもの。ケント家の祖先がこのブランケットを手に入れていたのですね。で、ホントはあれはSじゃなくて、蛇の姿だったのです。イロコイ族は蛇を偉大なる医術の象徴として崇拝していたらしい。

 でも、ミシンで縫えるコスチュームが、なんで拳銃の弾をはね返したりできるの。

 さあ、そこだ。この本によりますと、コスチュームの素材にはなんの加工もほどこされておりません。スーパーマンの細胞から目に見えないオーラが発せられ、彼の皮膚だけじゃなくて、コスチュームも守っているのでありました。おお、そうだったのか。

 さすがの彼のオーラもマントには及ばないから、マントはいつも戦いのあとぼろぼろに破れてるでしょ。という説明であります。

 さて、この設定、1986年のジョン・バーンの手によるリニューアルのときになされたものであります。スーパーマンは1938年に誕生しましたが、あまりに長く続いたもので、設定の矛盾がいっぱい出てきました。そこで1986年に一度がっさりと仕切り直し。このパーフェクト・ガイドもその後の設定に従っています。

 以前の設定では、少年時代のスーパーマンは育った田舎の街、スモールヴィルですでにスーパーボーイとして、コスチュームを着て活躍していました。育ての両親が死んだのをきっかけにメトロポリスに出て大学に入学します。新設定では、両親は死んでないし、スーパーボーイの活躍もなかったことになりました。

 というわけで、かつての設定で、スーパーボーイの服を作ったのは誰かというと。

 これがやっぱり、マーサ・ケントだったのですね。

 かつて日本で発行されてた「月刊スーパーマン」1978年1月創刊号によりますと、スーパーマンは生まれてすぐ、ロケットに乗せられクリプトン星から地球に運ばれてきたのですが、赤ん坊のスーパーマンをくるんでいた毛布、これがまあスグレモノ。

 青い毛布はスキで突いてもビクともしない、赤い毛布は弾丸をはね返し、黄色い毛布はダイナマイトでも平気。毛布はあまりに丈夫でハサミで切ることができないので、マーサはこれを糸にほぐして、編み棒でもってスーパーボーイのコスチュームを編んだのでした。糸を切るのはスーパーボーイのヒートビジョンっていう目から出る光線ね。この服、伸縮自在なもので、スーパーボーイからスーパーマンに成長しても、サイズ直しの必要なし!

 スーパーマンの場合も、コスチュームは手編みなのでした。

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Comments

おやぢ趣味で申し訳ないのですが、「スーパーガール」の衣装についての説明は無いのでしょうか?

Posted by: トロ~ロ | September 29, 2006 02:36 PM

スーパーガールの話はまた複雑で。かつてのスーパーガールは、1959年スーパーマンのいとことして登場しました。彼女の両親は娘を地球に送り込んだのですが、地球でスーパーマンにちゃんと見つけてもらうために、スーパーマンとそっくりのコスチュームを自分たちの娘にプレゼントしたことになってます。ところが彼女、1985年に死んでしまいました。その後、人工生命体と地球人のおねえちゃんリンダ・ダンバースが合体したスーパーガールが長らく活躍してましたが、彼女のコスチュームは、そのあたりのコスチュームショップで買ったものらしいです。でもって、今はスーパーマンのいとこのスーパーガールが再登場してるみたい。最近のコスチュームはヘソ出しが標準のようですよ。
http://dccomics.com/features/supergirl/

Posted by: 漫棚通信 | September 29, 2006 08:27 PM

丁寧な解説を頂きまして、ありがとうございます。

見てみました、スーパーガールのHP。
ぽってりした下唇に、やや吊り目、
ブロンドのストーレートロングのヘア、
少しカラードな肌にコスチュームは「ヘソ出し」。
なんだか、近頃のアメリカの若いヒップホップ系
女性歌手そのまんま、ですなぁ。

セックス・アッピールというか、サービスというか。
これも流行と追随。やむをえんのでしょう。

Posted by: トロ~ロ | September 30, 2006 06:07 PM

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