トシのせいかしら
世評の高い作品に対して、自分の評価がズレることが多くなってきました。もちろんそういうのは以前からあったのですが、最近、その原因がトシのせいなのかなあ、なんてね。昔よりアタマが固くなってきてるのはマチガイナイところ。もう先端のものはよくわかりませんです。
というわけで、以下は単なるつぶやき。
■羽海野チカ:ハチミツとクローバー:10巻で完結しました。
卒業シーズンで別れの季節→別れない→卒業シーズンで別れの季節→別れない→卒業シーズンで別れの季節→別れない、とえんえんと繰り返したあげく、卒業シーズンで別れの季節→やっと別れた。同じところをぐるぐると。スミマセン、もともと恋愛モノあきまへんのだす。
■若杉公徳:デトロイト・メタル・シティ:1巻
それなりにおもしろいのですが、なんでこんなに売れてんの? このバンド、コミックバンドなのかしらんと感じるところが、もうトシやね。
■哲弘:椿ナイトクラブ:1巻
少女戦士バトル、ショタ風味。これは笑った。
■倉島圭:24のひとみ:1巻
久米田康治風味。ウソつきというワンパターンで、つっぱりとおすか、飽きられるか。
■古屋実:わにとかげぎす:1巻
前作に比べて悪意が抑えぎみ。なのがちょっと不満。今後のさらなる悪意に期待。
■入江亜季:群青学舎:1巻
第1話「異界の窓」の遠景、パースが思いっきり狂ってます。そこだけじゃなくて、全体に透視図がアマイところも70年代少女マンガふう。
■萩尾ノブト/原田 重光:ユリア100式:1巻
わたしにとって、寸止めはエロじゃないので。
■植芝理一:謎の彼女X:1巻
吾妻ひでお風味。これはいい。別に女の子の唾液が好きなわけではないですが。
■神仙寺瑛:動物のおしゃべり:1巻
ウチの同居人に大ウケ。
■村上もとか:龍-RON-:42巻で完結しました。
完結まで15年、大長編でしたね。ただわたし、各国がねらう秘宝=放射性物質が登場してから、どうものれなくて。このマンガにマクガフィンは必要なかったんじゃないかしら。
■武富健治:鈴木先生:1巻
登場人物が給食ごときで真剣に悩んでる、などとあちこちで評判ですが、わたしにはこの作品、フツーに、まじめに、リアルを描いてるだけに見えます。中学校教師と生徒ってこんなものですよ。著者にはあまりたくらみはなくて、天然だと思うんだけどなー。
Comments
なーるほど手塚ですか。目を隠した女の子はたしかにそうかも。吾妻ひでお風味というのは、学校の先生がなんとなしに吾妻キャラっぽいのと、第0話見開き夢のシーンにナハハが登場してるからなんです。
Posted by: 漫棚通信 | September 16, 2006 09:20 PM
お邪魔します。
>植芝理一:謎の彼女X:1巻
>吾妻ひでお風味。
とのご見解ですが
手塚治虫の匂いが濃厚、と
拙には感じられます。
Posted by: いつき斎 | September 16, 2006 01:50 PM