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July 01, 2006

テレビざんまい

 やっと自分のコンピュータで文章を書けるようになりました。

 新しいノートを買ってきて、セットアップ。とくに今回はウィンドウズ用のATOKを導入しました。

 かつてMS-DOS時代は日本語入力としてATOKでしたし、マックでもシステム9で古ーいATOK使ってます。最近ノートでは、ずっとウィンドウズ付属のIME使ってたのですが、IMEの阿呆さにいいかげん頭きちゃって、みんなこんなのでよく我慢してるなあ。いい機会だし、新ATOK買ってきましたよ。ああ使い心地がいいったらない。すりすり。

 ぶっ壊れた旧ノートは分解、ハードディスクだけ取り出して、外付けUSBハードディスクとして再生。データだけでも助けようと。

 とまあ、日本語入力の環境が一応ととのったのですが、せっかくの新ノートはあまりいじらずに何をしてるかというと、これがテレビばっかり見てるのです。いや別にワールドカップじゃなくて。

 お昼に主婦向けに放映してる「吾輩は主婦である」という連続ドラマがありまして、これが月→金の30分番組。これをビデオに撮って毎日欠かさず見てるのですが、なーにをやってるんでしょうね>自分。斉藤由貴演じるところの主婦に夏目漱石がのりうつるというストーリー。クドカン脚本なもんで見始めたのですが、ま、最初はゆるくてぜーんぜんダメ。

 久しぶりに見た斉藤由貴がこれまた驚愕で。背中とお尻とほっぺたにお肉がいっぱい。か、かつての面影が…… そこをがまんして見続けておりますと、それなりにおもしろくなってきました。

 主人公にのりうつった漱石は37歳。この年齢設定が微妙で、まだ「猫」を書く前。ですから将来の文豪ではあっても作家といえるほどの業績はありません。ところが、漱石は現代で、主婦夏目みどりさんとして作家修業をすることになるのですが、まだ何者でもないのに苦沙弥先生のごとくエラソー。斉藤由貴のかわいい主婦(漱石と何のかかわりもない能天気な主題歌はコレ)にはかなり抵抗ありましたが、しかめっ面の漱石を演じさせると、やっぱうまいわ。

 展開はほとんどドタバタのお気楽なドラマですが、先日はマンガ古書ネタがありました。

 おげれつ吾郎「おならスースー鈴之助」第1巻、昭和35年4月7日初版、少年画出版社発行、ナター社編集のこの本が、300万円の古書価格がついてるというお話。アニメ界の重鎮、宮地勇虫が若いころ別名で描いたマンガですが、お下劣だわ駄作だわ、遺族が恥じて回収したため出回ってないという設定。でもこういう何百万円というお値段が冗談じゃなく存在するのがマンガ古書の世界らしいっす。

 あとそうねえ。今週のNHK「あの歌がきこえる」のマンガは永井豪でした。さすがに一峰大二ほどの衝撃はありませんでしたね。次回は赤塚不二夫になってるけど、誰がマンガ描くんだろ。

 本日から始まったアニメ「出ましたっ!パワパフガールズZ」(公式サイトは三つあって東映アニプレックスTV東京)も見てみました。

 かのオリジナルのほうのアニメーションは、「アメリカンかわいい」とはこういうものか、というひとつの例でしたし、一見かわいいけど心は黒い、という各話の展開がすばらしく、名作であったと考えております。このインターナショナルに作られてる日本製パワパフはどうか。

 おジャ魔女どれみ風パワパフです。「ジャパニーズかわいい」はこうなるのね。オリジナルと違って変身しますけど、変身グッズを売るため? 変身シーンにはすごく時間かけてて、これはおっきなお友達向けなのか。

 日本アニメの悪役は、アメリカものよりやたらスケール大きくなるのが普通なので、猿のモジョではシリーズをもたせるにはちょっと弱いんじゃないか、という印象。

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