辞典としても使えます「漫画家誕生 169人の漫画道」
うわあ、すっげえ。
中野渡淳一「漫画家誕生 169人の漫画道」という本が発売されました。1999年から2003年にかけて地方紙の信濃毎日新聞に連載された、マンガ家のインタビュー集。
なにがスゴイかというと、これが週イチ連載だったこと。
週一回のインタビューのため、毎日毎日毎日、アポを取って下調べをしてマンガを読んで文章を書いて。しかもスタッフは自分ひとりしかおらず写真も兼ねる。想像するだけで、これはタイヘン。
この生活が丸4年続いたというのだから、まさに著者は超人というか頭と体コワさないかと心配するくらいの仕事量です。お疲れ様でございました。
内容は、ひとりぶんが単行本として見開き2ページ。作品の1ページ紹介と著者近影とインタビューをまとめたもの。ちょっと短めなのはしょうがないけど、これがずらずら続くと壮観。
わたしが知ってる作家も知らない作家も、著者の愛にあふれた文章で紹介されていて、ああ読みたくなるじゃないですか。いやー、いい本です。
表紙カバーは、安彦麻理絵の仕事場の写真らしいのですが、けっこう整頓されててびっくり。
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