手塚治虫記念館
■宝塚の手塚治虫記念館に行ってきました。開設されてから10年以上。わたしには初めての訪問だったのですが、いやー、良かった。
今年の2月20日までの企画は「鉄人28号 vs. 鉄腕アトム展」。アトムと鉄人の原画が見られます。アトム大使と電光人間(主にスカンクのシーン)の原画は、眼福でしたねー。1950年代の手塚は、わたしにとっては、最もすばらしい絵を描いていた時代なのです。このあたり異論が多くてアレですが、そうなんだって。ホワイトによる修正がやたら多いのは、のちに何回も単行本化されたので、そのたびにヨゴレを消してたのじゃないかしら。
いっぽうの鉄人は、1960年代の作品ということもあって、ま、描きなぐりです。でもそれが横山光輝の特徴といえばそのとおりですが。かつて青鉛筆でのアミ指定というのがあったのを、なつかしく見ました。
常設展のほうは、手塚の大阪単行本時代の原画(複製)が、見る価値ありです。赤本時代の手塚の原画がいかにていねいでこまかい線で描かれていたのか、これは驚きました。この原画のクオリティがあったからこそ、描き版の仕上がりに手塚はあれほど不満を持ってたんですね、納得。
祝日の土曜日に行ったのですが、なかなかの混雑で盛況でしたよ。再訪を希望してるのですが、一緒に行った家族になぜか不評でねー。一所懸命ながめてるのが、けっこうなお年のオッサンばかりというのが、なかなか。
■あと、ついでと言ってはなんですが、大阪中之島の国立国際美術館、プーシキン美術館展ものぞいてきました。マチスの「金魚」があんなに大きな絵であることにびっくり。
■もひとつ、今日、マジレンジャーの最終回でした。主要登場人物がずらりと並んで見得を切る、そうか、白波五人男なのね。
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Tracked on March 04, 2006 at 09:53 AM






























Comments
『鉄腕アトム』の「電光人間の巻」といったら、まだ高校生だった石ノ森章太郎先生が、手塚先生から手伝いを頼まれて上京したものの、学校の授業が始まるために下絵が入った原稿を預かって帰郷し、人物までペン入れして送り返した作品のはずです。原稿は、石ノ森タッチの絵になっていため、頭を抱えた手塚先生が、ホワイトを入れて修正したということで有名な作品です。もちろん、その後も絵に修正が加えられた可能性はありますが。
この件については『マンガ家入門』(秋田文庫)、『石ノ森章太郎の青春』(小学館文庫)あたりをご参照ください。
Posted by: すがやみつる | February 13, 2006 at 06:34 PM
あ、そうでした。ただ、今回の展示部分のホワイトは、人物の主線じゃなくて、フキダシの周囲やバックの一部の線のないあたりをしつこく塗ってありまして、いかにもヨゴレを消したみたいに見えました。あの顔のゆがんだスカンク登場のシーンが中心なのです。石森氏の手の入った部分じゃないような気が。ああ、こんなことなら、もっとじっくり見てくればよかった。
Posted by: 漫棚通信 | February 13, 2006 at 09:28 PM