復刻いっぱい
先日書店でマンガを買ったとき、一万円近くの値段になっちゃって店員に言われてサイフを出すと、なんと入ってるはずの一万円札がないっ。落としたとかそういうわけじゃなくて、わたしがつかっちゃってたんですけどね。
いいオッサンがマンガどっさり買うのもアレな上に、金がないのは恥ずかしい。「あっ」とか言って、千円札を集めてみても足らず、咄嗟にカード使えますかと聞いてみると、これが使えるので驚きました。巨大書店というわけでもないのに、最近はカード使えたりするのね。
支払いが意外な値段になったのは、小学館クリエイティブからの復刻本シリーズ、今回は松本零士が松本あきら名義だったころの作品、「宇宙作戦第一号」「緑の天使」のせいであります。前者が2200円、後者が2400円だ、いやどうも。復刻が高価になるのは承知だったけど、「緑の天使」はソフトカバーなんですよー。
小学館クリエイティブも、楳図かずお、松本零士など戦後マンガの復刻を始めてますが、マンガショップからの復刻はドトーのペースで進んでまして、この2月にはなんと、高野よしてる「13号発進せよ」まで出版されることになりました。いやーこれが商売になるんだなあ。
マンガショップの本は一律1890円ですから、これも発行されるペースで全部買うのは、フツー財政的に無理、てなはずはなくて、全部買ってる人が日本中にいっぱいいるに違いない。さらにコミックパークのオンデマンド出版もありますしね。
最近は元になる本をバラさずに復刻することが可能になったそうですが、復刻もここまで増えるとウレシイようなツライような。それにしても石ノ森章太郎全集はバラ売りしてくんないかなあ。とか言いながら、今日が予約の締め切りでしたね。
Comments
石ノ森全集、角川で文化事業だというなら、バラ売りが正しいやり方だと思います。手塚、藤子は、採算を度外視したバラ売り全集でしたから。
Posted by: momotarou | February 01, 2006 08:47 AM