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September 08, 2005

マンガと差別問題「エマ」

 マンガの中の差別問題については、表現の自由とのからみで難しいところであります。差別の内容や範囲は時代、地域、体制でいくらでも変わってくる可能性があり、今日OKでも、明日はダメかもしれない。すべての人間は、常に差別をし、かつ差別をされる存在になりうるのです。1989年からの黒人差別をなくす会騒動を考えると、正邪とは別に、現代の表現にはそれなりの慎重さが求められている。

 森薫「エマ」6巻が発売されてます。この巻で、エマはなんと誘拐されてしまうのですが(エマはかつて子供時代、ひとさらいにさらわれた過去があります。よくさらわれる人です)、このひとさらいは、鷲鼻で、長いヒゲ、黒い服、そしてサンタのように担いだ袋にエマを押し込める。エマが連れて行かれる先は新大陸アメリカです。

 このひとさらいの絵は、6巻の表紙カバーの折り返しを広げると見ることができますが、この絵だけで、「エマ」は非難の対象になるかもしれません。

 ビクトリア朝、ひとさらい、アメリカ、そしてこの風貌。これは、この時代のユダヤ人のイメージじゃないのか。かつての日本では、さらわれた少女は香港か曲馬団に売り飛ばされてしまうところですが、この時代、夜遅くまで外で遊んでいたイギリスの子供たちは、ひとさらいがやって来てアメリカに売られるぞっと、親からおどされていました。もちろん都市伝説みたいなものです。「エマ」はそのイメージをまるきりいただいて、マンガの中で使用しています。

 作中でユダヤとはひとことも書かれていませんが、これは、ユダヤ人に対する悪意を持ったカリカチュアであると言われてもしょうがない。現在、このスタイルの悪人を描く絵画、マンガ、映像作品は、おそらく世界中見渡しても存在しないでしょう。

 著者は、この時代のことを十分に調べているからこそ、こういう表現を使っているはずですが、「昔の人さらいのビジュアルはなんだかこういう黒サンタ」とは、あまりに無邪気すぎる。もちろん著者に差別意識がないことは承知しているつもりですが、親切なドイツ人の雇い主のところから、ユダヤ人(と思われる)ひとさらいが、生粋イギリス人女性を、アメリカに連れて行く、という展開は、いくらでも突っこむことが可能です。

 現代、この極東で、かなりの人気マンガがこういう表現をすることが、どういう結果を生むのか。この表現が世界標準ではどうかという視点に欠けている。著者と編集者は、脇が甘すぎるように思われます。表現の自由とは別に、差別問題に踏み込むことにもっと慎重になっていただきたい。

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Comments

そうですね。
この種の話題では「表現の自由」一点張りの
人がよくいますが、無制限の自由なんてありません。そりゃスピード違反が「急いでる」と
言ってるのと同じですよね。

Posted by: 砂野 | September 09, 2005 at 01:30 AM

逆に言えば日本ならではのゆるーい文化がそうさせているわけでね…

まぁ、たった一つの漫画をあげつらった所でね

「NARUTO」なんかだと殺した親の内臓抜き取って、ニンギョウにして使役しますよ


どーなってんだ?って思いませんか?まぁ、こんなのが日本一の「少年週刊誌」に載って何の問題も起きないんですから。

Posted by: hage | September 09, 2005 at 07:04 AM

残酷さと差別表現は違いますよ。hage氏。
残酷さはそれが絵空事である限りは非難されるだけですみますが、差別は絵空事ではありません。非難だけでもすまない場合が多い。
まあ、IGPXの黒人表現も見ても思いますが、
基本的にその国の表現を、その背景も知らないまま使うのが日本には多すぎますね。
多分、ビクトリア期の資料を丹念にあたって、
むしろ差別表現などとは思わないまま扱ったと考えもしますがね。
これはブレーンが責められるべきでしょうが、
漫画の場合、これがそのまま差別問題として国際問題になることはないにしても、アニメで続編が作られる場合、気をつけなければいけないでしょう。
そのときこそ、国債問題になりかねんので。

Posted by: kaia | September 09, 2005 at 07:57 AM

最初に疑問に思ったのは「世界標準ではどうかという視点」が本当に必要なのかどうかといった所ですが、これは難しいところです。
「無知だからいいのだ」とは当然思いませんし。

身分の差による差別を描くのはOKで、人種による差別を描くのがNGなのでしょうか。
当時のイメージを表現することは、もうできないのでしょうか。
そこを曲げてしまうと歴史捏造の様に受け取られるのではないか、故に「黒サンタ」にしたのではないかと思いました。

当時の事実と差別の話は不勉強で存じませんが…

Posted by: Matrox | September 09, 2005 at 09:57 AM

問題のカテゴリが違うと分りにくいですね、申し訳ないです。
↑は他方でもこのような事があるので…という意味で例示しました。

差別…も結構なのですが、直接描写としてあんまりな表現(↑)が既に堂々とまかり通っている現状全体からみると、彼らにとっては考えるべき事とは思えないのかなと思えます。

「リアリズム」を追求する最近の風潮はとても好きですし優れた作品を生み出していると思うのですが「ある一線」が曖昧なままなのはどうかと自分も思います。

曖昧なのは「表現」なのではなくて日本の「社会」そのものなのでしょうが。

Posted by: hage | September 09, 2005 at 11:59 AM

村枝賢一さんの「RED」も人種差別を描いた漫画ですね。
西部開拓時代のアメリカを舞台に、インディアンの青年が自分の部族を虐殺した騎兵隊のメンバーに復讐するため旅をするっていう。
これは大丈夫なんでしょうか?一応「作者には差別助長の意図はありません」と注釈はついてるし、差別そのものをテーマとして扱ってるのならば良いのでしょうか?
エマも注釈をつければ大丈夫なんでしょうか?
それともネイティブアメリカンとユダヤ人では差があるんでしょうか?

Posted by: yasu | September 09, 2005 at 12:22 PM

私から言えば「21世紀の基準で19世紀のイギリスの風俗を批判すること自体が間違ってる」のではないでしょうか。

エマにでてくる人さらいのイメージにしても当時のイメージが「そういう」イメージなのであれば表現が「そういうもの」になるのは自然の成り行きではないでしょうか?

それをことさら「差別を助長するからやめろ」と言うことが「差別問題のタブー化」を生みはしないでしょうか?

それと私見ですが、表現活動には「世界基準」をむやみにもちこむべきでないと思います。
それこそ国・地域が違えば文化も違いますしそれを一つの基準で語ることはは不自然かつ危険なことですから。

Posted by: せりか | September 09, 2005 at 12:34 PM

基本的にユダヤの差別に無知な奴が多すぎる(それ故差別が起こったんだけど
そもそも著者はただの悪人を描いただけで差別的というのは過剰反応といわざる得ない
北欧で売るためのマンガでもあるまいし
エマは突っ込むところは多いぞ、ただ著者が意図的にそうしてることがある(アニメのコメンタリでもそれが分かる

Posted by: . | September 09, 2005 at 12:36 PM

 内容を精査せずに些末を問題視する輩が居るからこその警鐘なのかも知れませんが、これじゃそんな輩と一緒ではないかと。またあなた自身が、過去に作り上げられたユダヤ人のイメージに毒されているという見方も出来るのではありませんかね。

Posted by: ragoh | September 09, 2005 at 03:32 PM

手塚治虫が人種差別主義者だと非難してたアレな一家がいましたね。

Posted by: JARO | September 09, 2005 at 05:19 PM

みなさま、コメント、ご意見、いろいろとありがとうございます。きびしいコメントも多く、とくに「エマ」という人気作品が対象ですから、わたしの文章に不快感を持たれたかたも多いようです。お詫びいたします。なお、一部「○○人死ね」等の言葉を含むコメントを削除させていただきました。
今回のエントリは、倫理というよりもプラグマティックな側面からの提言です。虎の尾を踏むつもりならばもっと慎重にするべきじゃないかと。その考え方こそ表現の自由に対する規制だというご意見もあるでしょうが、もともとマスを対象にする印刷物であるマンガは、娯楽のための商品でもあるわけで、自粛、あるいは社会からの圧力により、表現の完全な自由は不可能です。表現は常に読者からのさまざまな批判にさらされており、場合によっては販売中止の可能性もあることは、実際に過去の例が示しています。現在、封印され読めなくなっている作品も多い。「エマ」のファンでもあるわたしはこれを恐れます。ユダヤ人差別は、確かに日本からは遠い話ではありますが、ビクトリア朝イギリスを舞台にするならば陰の流れとして、常に考慮すべき問題です。あえてユダヤ人らしき人物に都市伝説内の典型的ひとさらいスタイルをさせることは、やはり不注意に思われるのです。倫理的な側面からは、本文にも書きましたが、すべての人間が差別をし差別をされる存在になりえます。差別されたくないからこそ、差別もしたくない。テーマにかかわる根源的な部分ならともかく、もし枝葉であるならば、表現は抑制されるべきではないかと考えます。

Posted by: 漫棚通信 | September 09, 2005 at 06:15 PM

私一個人の意見と前置きした上で・・・
 過剰反応という意見もありますが、人種差別問題に関しては尋常じゃないほど過剰反応する人たちがいる事も事実です。そういった事をふまえた上で、差別に取られかねない表現を使ってしまう事が問題である、という意見であると私は解釈しています。
 それこそユダヤ人に関する書物、記述なんか掃いて捨てる程あります。漫画の著者のスタンスや、書き方に対して良く知らないくせに、と意見するならば、その逆の立場に対して不勉強であるのは意見する立場としてはいかがなものでしょう。うがった見方をするならば、自分の意見をも否定しているとも取れます。このユダヤ人への悪意にも似たイメージが、20世紀において最終的にいったい何を引き起こしたのか。これ以上は言わなくてもおわかりになるでしょう。その当時のイメージを描写した、という些末な問題で済まない可能性があるのです。
 確かに差別問題を過剰提示する事が、逆に差別を生み出す可能性がある、という指摘も理解出来るのですが、今回のこの意見が過剰だとは到底思えません。
 と、今回のあの描写を見て、同じくユダヤ人のカリカチュアじゃないかと思った馬鹿の意見として。

Posted by: rbmio | September 09, 2005 at 07:25 PM

中国のゲームには日本人が爆弾お腹にまいてつっこんできたり、怪物だったりするゲームがあるのでこのぐらいはまったく問題ないと考えてよろしいと思います。


人種差別に対して過剰反応する人がいるのはわかりますが、その過剰反応する人たちにさらに過剰反応してしまっては、その過剰な表現への干渉がさらに強まるだけでしょう。

Posted by: あsdfghjkl | September 09, 2005 at 08:04 PM

こういう場合、本当に論じているか
単に「争うために争っている」か
見分けることができます。
「aは悪い」に対して「bも悪い。bの方がもっと悪い」は反論になりません。両立するからです。
反論となるためには「実はbでさえ良い」が条件ですが満たされていません。
また、「悪いのはaだけではない」も不可。
それが反論となるには相手の発言に「だけ」が
付いていることが条件ですが満たされていません。cがdがeが・・・と別の論点を連発しても不可。また、実質意見が質問の形をとるのは否定文に疑問詞というルールがあり、
実質質問を意見に見せかけるのも不可。
正しい意見をわかりにくくするわけがありません。また、いうまでもなく、或る者の間違いを以って別人を咎めるのも不可。
また、「相手の意見が何であっても咎める」はおかしいので、相手の文言に基づくか、
「或る文言が別の文言に含まれる」構造で
なければならない。「猫である」に対して「否。卵を産んでいる」という具合に。
これらに照合すると大半は不可ですね。
真剣に考えてたらこんなこと間違いません。
なお、間違いの指摘に独自の正解はいりません。代案を出す義務があるのは相手の案が
大別で良いほうに入っている場合で、
構造的不可は根本的にだめ。
名古屋から大阪へゆくのに何番線かわからなくても、東京行きに乗らないという判断はできます。

Posted by: 砂野 | September 09, 2005 at 08:31 PM

差別をなくそうと努力している人が、実は真の差別主義者だったりするものです。

Posted by: tera | September 09, 2005 at 08:34 PM

そういえば「ちびくろさんぼ」もやっと復刊されました。
表現の自由とは違う事として、本人たちはなんとも思っていないのに周りの人が騒ぐ場合の方が今の世の中多い気がします。
そしてソレを商売にしている人も・・・。

差別とかの問題はあまりに難しすぎるんですよね。同和問題にしても教師が語らなければ全く友人の家が同和地区だなんて知らずに過ごせたはずな人も大勢いるはずです。
本人すらも。

管理人さんがアレをみて知識があるがゆえに即ユダヤ人差別のイメージだと思ってしまったのなら仕方ないとは思いますが。

Posted by: p | September 09, 2005 at 08:53 PM

プロ市民なんだろ?

Posted by: v | September 09, 2005 at 08:54 PM

砂の中の一粒が赤い、故に全てが赤い、というような論理が通らないのと同様に、全体的なテーマを語るならば(この場合だと漫画、おもしくはそのものの「表現の問題性」ですか)ある程度包括的な状況を明示する必要があるのではないかと思いますよ。
なので、一つ例を挙げてみました。

正直な話、「エマの中にある差別」を特に語って全体像を性格に把握する事は誰にも不可能だと思いますからね。
「反論」なら一つの問題点についての反証だけで成立するでしょうが、別な方向性を提示するのには、真正面から反証を持って対する必要性はないのではないのかなと思います。

Posted by: hage | September 09, 2005 at 09:01 PM

いや私も批判はただしいと思うよ。
森薫サイドは無知すぎる。ヨーロッパでの差別意識の真実を知らない。
ユダヤ人をどうしても描きたいなら、もっと善人描写で描くべき。そうじゃないなら、ユダヤ人を描くことなんてしてはいけない。

Posted by: es | September 09, 2005 at 09:01 PM

作中でユダヤって出てないのに問題にしてる時点でオカシイんじゃないかな・・・

Posted by: k | September 09, 2005 at 09:04 PM

管理人さんの指摘を読み、目から鱗が落ちた思いです。
さすがにこれは看過できない問題を多分に含んでいますね。
私もこういう差別的な表現は何があっても許せません。
私自身、この作者、出版社に対し断固抗議をするつもりです。
こういう連中は地獄に落ちてしまえばいいのに。

Posted by: としあき | September 09, 2005 at 09:05 PM

悪いユダヤ人も居るだろ。
良いユダヤ人も居るだろ。
悪い英国人も居るだろ。
良い英国人も居るだろ。

一人を見て全体を判断するのは馬鹿のする事だろ。
読み手のことを信頼してなきゃ何も書けないだろ。
今回の元記事だってこじつければ何でも差別に出来ますよって見本だろ。

Posted by: v | September 09, 2005 at 09:06 PM

ユダヤ人という「レッテル貼り」を行ったのは誰なんでしょうね。

それが第一の差別なんじゃないでしょうか。

Posted by: さてさて | September 09, 2005 at 09:09 PM

もともと階級社会なんだから差別表現あるなんて当たり前なんだろ?
時代背景を無視して、現代に当てはめてるところがこじつけなんだろ

Posted by: v | September 09, 2005 at 09:13 PM

管理人さんはその風貌だけで何故その人物がユダヤ人だと決め付けているのでしょうか?
作中にはユダヤ人だという描写は出てきていませんよね。
それに
>ビクトリア朝、ひとさらい、アメリカ、そしてこの風貌。これは、この時代のユダヤ人のイメージじゃないのか。
ここの所なんですけど、もう少し詳しく説明してもらえませんか?これだけでは普通の人はユダヤ人だとは思い浮かばないと思いますが……いったい管理人さんはどこからそんなイメージを仕入れたのですか?

Posted by: tos | September 09, 2005 at 09:18 PM

ここのブログの管理人は歴史勉強したほうが良いともう高校用のでいいからさー

Posted by: *0* | September 09, 2005 at 09:21 PM

管理人さんの言っていることもそうですが
esさんの、

>ユダヤ人をどうしても描きたいなら、もっと善人描写で描くべき。そうじゃないなら、ユダヤ人を描くことなんてしてはいけない。

というコメントに疑問を感じます。
ユダヤ人を善人として描かなければいけない理由がどこにあるんですか?
ではどの人種なら悪人描写していいんですか?

Posted by: ni | September 09, 2005 at 09:22 PM

まぁ、幾らなんでも今回取り上げられた「ユダヤ人問題」は、或る程度「そのような状況もあった」と匂わせている事が明確であったとしても、「すなわち歴史の中での一側面を恣意的に語り読者を誤解させかねない悪意或る差別だ」、と断定し憤るほどのことではないんじゃないかなと思いますがね。
「作者の思い違い」を憤るならばともかく、「それを当然理解し、出版した全ての状況」まで怒るのは、飛躍的発想にも思えますよ?
違和感を感じている人達はこうも考えているのではないかな、と思いますが。

「勿論差別表現である事は重々承知である。しかるが我々の歴史においてこのような悲しむべき事例が数多く存在した事は事実であり、私はその事を少しでも多くの人に気付いて欲しかった。歴史的背景を精密に表現した上での事であり、他意はなかった」とでも言わせて、その先に何かを動かしたと思えるような事になるとは思えませんし。
「あくまでも作品への違和感」に留めるなら賛同します。

Posted by: hage | September 09, 2005 at 09:22 PM

ユダヤ人はビクトリア朝でひとさらいでアメリカでこの風貌なんですよ!
全員が!だから紛う事なき差別なんです!
全く無知な人には呆れます。

Posted by: としあき | September 09, 2005 at 09:22 PM

オタ的には差別されたほうが燃える

Posted by: v | September 09, 2005 at 09:24 PM

漫棚通信さんがユダヤ人の人攫いって言ってるからユダヤ人なの!
それ否定するあんたらは差別主義者でしょ?
さっさと2チャンネルに帰れよ!

Posted by: anony | September 09, 2005 at 09:25 PM

結局この管理人のような人種が世の中に差別をばら撒いているんだよなぁ・・・
過剰なレッテル貼りをして、声高々に危機感を煽ってさ・・・
自分が一番性質のわるい差別者というのにはやく気がつこうよ。

Posted by: ほう | September 09, 2005 at 09:31 PM

なんかエマ大好きっ子のオタがどこからか沸きだしましたね。
2ちゃんねる経由かな?ユダヤ人より性質が悪い連中ですわ。

Posted by: 油蝉 | September 09, 2005 at 09:34 PM

だから
オタ的には差別されたほうが燃える
っつってんだろ!
すっこんでろ!ぼけ!

Posted by: v | September 09, 2005 at 09:37 PM

差別は偏見の目で見るからこそ生まれるんだと思います
ちょっとした遊び心で描いたとしたらそれは差別になるのでしょうか?
まるで漫画で黒のべた塗りを黒人にしてはダメだと言っている人と同じような事を言っている風にも受け取れます
管理人さんとしても悪意でやったわけではないと解っていながら
なぜ取り上げて問題にしようとするのかが解りません
その表現で差別をする人がいると言う事は悲しき事実ですが
だからといって表現全てがその一部の人達に屈したら終わりだと思います

Posted by: 通りすがり | September 09, 2005 at 09:44 PM

とりあえず、

http://maa999999.hp.infoseek.co.jp/ruri/sohiasenseinogyakutensaiban2_mokuji.html

はっときますね。

Posted by: しお | September 09, 2005 at 09:46 PM

アメリカ歴史マンガでその時代の黒人差別を赤裸々に書いてたら
このマンガは差別を助長する!!と騒ぎ出した馬鹿がいた。
事実を書くことが差別になるとは大笑い。

スレ主はそのお馬鹿と変わりませんね

Posted by: ogaka | September 09, 2005 at 09:49 PM

なんか教科書問題みたいになってきたな

Posted by: v | September 09, 2005 at 09:50 PM

あの何処にユダヤ人と書かれているのですか?普通に読んでても分からないんですけど
どっからユダヤ人の表現が出てくるんですか?
いったい何処に問題があるんです?

Posted by: yosiaki | September 09, 2005 at 09:51 PM

>事実を書くことが差別になるとは大笑い。
>スレ主はそのお馬鹿と変わりませんね

事実じゃないから問題にしてるんでしょ?
あとスレ主って何?あんたの棲家と勘違いしてない?

Posted by: 油蝉 | September 09, 2005 at 09:52 PM

ユダヤ人イスラエルに帰れて良かったね
欧米人は厄介払いできて良かったね
パレスチナ人は皆殺しにならなくて良かったね

Posted by: ore | September 09, 2005 at 10:09 PM

とりあえず、ブログの主が自分の言説に自信があるなら、ここのエントリ内容をそっくりそのまま(エマの)作者と出版社に送ってはどうか。

単にブログのエントリで済ませてる限り、それは作者のためじゃなくて結果としてこのブログの客引きにしかならんと思うが。

Posted by: 割り切れよ、でないと死ぬぞ… | September 09, 2005 at 10:11 PM

当時のユダヤ人のイメージをステロタイプに表現してると言うことですが
仮に欧米のコミックで
眼鏡で出っ歯の日本兵が竹槍を持ってる、のような表現を見ても
「無知だなぁ」
とか
「いつのイメージなんだこれは(笑)」
くらいですますけどなぁ

差別とかそういうのと結びつける必要はないんじゃないでしょうか

Posted by: 金魚鉢 | September 09, 2005 at 10:12 PM

どんな容貌にしたところで、「○○人に似てるから
○○人差別だ!」とか言い出しそうですね(^^;)

Posted by: コップ | September 09, 2005 at 10:13 PM

論点がちょっとずれてるのではないでしょうか。

管理人氏は、
「倫理というよりもプラグマティックな側面からの提言」
と言っており、それは、私も正しいと思います。

簡単にいうと、
「こういう描写をすると、イロイロとうるさい奴がいるぜ。大丈夫なのかよ」
という事でしょう。

「今回のエマみたいな描写をすると、いろいろ問題になっちゃうんだよな」
と、
「ここの管理人みたいな書き込みをすると、いろいろ問題になっちゃうんだよな」
は、完全に入れ子構造になっていると思います。

ただ今回の場合、編集部や作者が、
じゅうぶんに反論できるのであれば
全く問題ないと私は思います。
それは、職業意識にかかわる問題なので、
「エマ」がその嚆矢になってくれれば
それは歓迎すべき事だと思います。

Posted by: anony | September 09, 2005 at 10:15 PM

管理人はこれでいくら儲かるの?
おれもやりたいから教えてよ。

Posted by: jew | September 09, 2005 at 10:20 PM

ユダヤ人が人をさらったのではなく
人をさらったのがユダヤ人だっただけだ
為した犯罪に国籍など関係なかろう
そもそもユダヤ人と決め付けた貴方が偽善ぶってて嫌い

Posted by: A | September 09, 2005 at 10:26 PM

だから管理人さんのエントリに匿名でおかしな事書くのやめろよ
おまえらにちゃんねらだろ?
さっさとにチャンネルに帰れ!

Posted by: anony | September 09, 2005 at 10:29 PM

なんでユダヤ人って分かったのかソレだけを知りたい。明確に人種は示されて無いのに勝手に人攫いをユダヤ人だと決め付ける、俺はこのブログ書いてる人間のほうこそユダヤ人差別してるとしか思えないね。ユダヤ人に対して非常に失礼。

Posted by: ryu | September 09, 2005 at 10:33 PM

ニダづらしてればよかったのにね

Posted by: | September 09, 2005 at 10:37 PM

>>なんでユダヤ人って分かったのか
当時の都市伝説だけのようですね

Posted by: uni | September 09, 2005 at 10:39 PM

ついでなので管理人の方には、ヘルシングの宗教やナチスの描写についてもどうお考えか是非聞いてみたい。

Posted by: ragoh | September 09, 2005 at 10:43 PM

ていうかあの時代近辺を舞台にしたイギリス物では、
あんな感じの人物時々見かけるんですけど。
そういう風貌かつアメリカ行きの人さらいはみんなユダヤ人ですか。
出来ればユダヤ側がそういう表現に対して批判しているソース等を
提示していただけると分かり易いのですが。
無知で申し訳ありませんけれど、
アレがユダヤ人であるなどとは全然想像できませんでしたので。
 
仮にユダヤ側が今までこういう表現に文句言った前例が無いならば、
この問題提起こそ差別的意識に基づく物に見えますが。
たとえば現代劇で中国人マフィアが犯罪を行う描写が行われた場合、
それを中国人差別と考える発想は差別前提でないと説明できませんし。
しかも今回は何人とも表現してませんから、
単にアジア系マフィアが暴れる描写だけで
「犯罪を犯すアジアマフィア表現は中国人差別だ!」
と決めつけるようなもんです。
当の中国人がそれ聞いたら、何を思うでしょうか。
本当に差別をしているのは、誰だと思うでしょうか。

Posted by: emule | September 09, 2005 at 10:45 PM

>簡単にいうと、
>「こういう描写をすると、イロイロとうるさい奴がいるぜ。大丈夫なのかよ」
>という事でしょう。

管理人さんの真意が本当にそうだとすれば
本末転倒と言うしかないような気がします。
危惧する人間自らがそれを先陣切って体現してどうするの、と。

そもそもこの内容が差別表現に当たるかどうかと考えてみると
ほぼ妄言と言って差し支えない説得力の無さですし。
まあだからこそ放っておけば良いんでしょうが、荒れてるのはファンの性かな?

Posted by: 豆腐 | September 09, 2005 at 11:09 PM

作者が差別をしている訳じゃないってわかってるけど、見る人によっては差別と思われかねない、人攫いのビジュアルなんて物語の重要な部分でない些細な事なんだから、それなら差別と思われないように描いたほうがいいんじゃない?

て、ことですよね。それはもっともだと思うんですが、結局、どこで線引きをするかって話じゃないですか?程度問題というか。言い出したらキリがないわけですし。管理人さんの意見、なるほどなーとも思うんですが、ここまで問題にするほどでもないかと思います。ぶっちゃけちょっと大げさかなと。

Posted by: sk | September 09, 2005 at 11:12 PM

えーと、自分も単行本しか読んでいなくて、予想でしかないんですが、今回の話はユダヤ人が人さらいをする話ではなく、依頼主に命令された人さらいがエマを国外(アメリカですが)に連れて行く、といった話だと読み取れると思います。
その場合に考えられる作者の意図は、ユダヤ人に悪いイメージを重ねようとしているといったものではなく、人さらいを描くのに、当時のポピュラーな人さらい像を当てはめただけで、差別の助長などという意図は全くないと思います。
作者の描こうとする物語全体を見ずに、一部分を切り取って、差別問題だと言い切ってしまう前にもう少し物語を読んでみてください。

Posted by: Es | September 09, 2005 at 11:29 PM

ユダヤ人はいらない子

Posted by: (’H’) | September 09, 2005 at 11:29 PM

エマを見て差別と表現の問題を感じたんじゃなくて
問題について一言言って置きたかったからエマを選んだんでしょ?
他にもっと露骨なの無かったから仕方なく選んだんだよね
別に誰でも良かったんだよね
だからエマを許してあげて

Posted by: ore | September 09, 2005 at 11:31 PM

人さらいが”ユダヤ人に見える”という部分がそもそも1個人の思いこみに過ぎないのに、そのうえさらに”これは差別ではないか?”という
仮定の主張を展開するのは飛躍のし過ぎではありませんか?
最初に結論ありきで、ゴールにむかって無理矢理つじつまをあわせようとしているように思えます。
まず、作者がこのひとさらいをユダヤ人として
書いているという根拠はあるのですか?
服装、顔かたちなどの特徴は資料とした写真がたまたまユダヤ人だった(そしてその写真に
ユダヤ人であるというような注釈はなかった)
ということは考えられませんか?

Posted by: tako | September 09, 2005 at 11:37 PM

ひとさらいのビジュアルが当時の差別的ユダヤ人のイメージに酷似しているという個人的見解に基づいて「差別的表現だと非難されても仕方がない不見識だ」というが、ではどんな風貌だったら不見識ではないのか?イギリス紳士だったらノープロブレムなのか?エマの世界観における「ひとさらいにふさわしいというビジュアル」をぜひ例示して欲しい。

Posted by: 質問です | September 09, 2005 at 11:52 PM

作者が人攫いはユダヤ人であると明記していない以上、
管理人の差別意識によるミスリード

Posted by: kol | September 09, 2005 at 11:57 PM

あの黒髭危機一髪の額に「ゆ」とでも書いてあれば分かり易いんだけどねぇ。

Posted by: Tnk | September 10, 2005 at 12:00 AM

>作者が人攫いはユダヤ人であると明記していない以上、
>管理人の差別意識によるミスリード
これが結論。最初からゴールが決まっている論に尾ひれをつけただけにしか見えない。

Posted by: 結局 | September 10, 2005 at 12:04 AM

管理人からの差別を免れる描写をしたところで、
時代考証云々を理由に、ユダヤ人をイギリス人に置き換えて
このエントリは書かれた気がする

Posted by: uni | September 10, 2005 at 12:08 AM

差別差別言う人の心にこそ差別があると思うんだが。

Posted by: ATS | September 10, 2005 at 12:10 AM

ユダヤ人じゃなくて、ブラックサンタがモデルじゃないか?
トリビアの泉でも放映してたけどね。
黒ずくめの格好で、悪い子にお仕置きする。
しかも、もの凄く悪い子は袋に詰めて地獄に連れて行く。
て事言ってたぞ

Posted by: タダの通りすがり | September 10, 2005 at 12:29 AM

ユダヤ人の人さらいイメージ

「オルレアンの対抗神話(都市伝説)」を参照。
http://osi.cool.ne.jp/UL/gaiden3.htm

たしか、北条司の漫画シティーハンターにもコレを元ネタにした話が有ったかと w

Posted by: モラン | September 10, 2005 at 12:33 AM

ところで、漫棚通信さんにはユダヤ人の知り合いが居られるのでしょうか。

今回の論議、エマだけで終わらせてしまうのは勿体無いですし、不公平でもありますので、
是非とも他の差別的表現を含む漫画を斬って貰いたいものです。

Posted by: uma | September 10, 2005 at 12:43 AM

考えすぎです、漫画を楽しんで読んで下さい。
前述にもある通り、差別問題を提起する人が差別を生んでいます。

Posted by: あるある | September 10, 2005 at 01:37 AM

ぶっちゃけ、差別問題取り上げたければエマを題材にするのは不適切
もっと別の漫画にすべきでしょう。

こういう反応こそがあなたが望んだモノならば
あきれますが

Posted by: いかいそt | September 10, 2005 at 01:38 AM

そういえばぼくこのあいだしぇーなんとかってさっかのかいたおはなしよんだんだけど、
ゆだやじんのあくとくしょうにんがしゃっきんのかたににんげんのにくをきりとろうとするって
ものすごいあくいにみちたないようでこんなほんをかくさくしゃはもっとひなんされるべきだと
おもいました。

Posted by: 紅酢しゃいろく | September 10, 2005 at 01:39 AM

エマで出た絵を見てどれくらいの人が
「ユダヤ人が悪いことをしてる」と認識するのでしょうか?

Posted by: きき | September 10, 2005 at 01:52 AM

漫棚氏の差別センサーは確かに強く働きすぎているようにも思えますが(それも「ユダヤ人差別」に無知な私の単なる印象ですが)、「差別を発見する人間の視線こそが差別的」という批判の仕方も、人権好きの差別批判と同程度の機械的な反応に過ぎないのでは?と思います。
ユダヤ人だと作中明記されていないじゃん。と云うのもあまり反論としては強くない。ここで問題とされているのは、それが「ユダヤ人の悪いイメージの典型」と知らないままに使ってしまっているという脇の甘さ、であるのですから。
まああれがホントにユダヤ人のカリカチュアなのかは知識ないので分からないし、その時点で漫棚氏の妄想と云われればそれまででしょうが。
 「差別だ」という非難を「それこそが差別だ」と云って封じるのは、「差別」をあげつらって表現を圧し潰すのと変わらないので、批判はやはりもっと建設的になされるべきと感じます。といって建設的な批判の用意は現時点で私ないですが。

Posted by: ほせ | September 10, 2005 at 02:03 AM

シェイクスピア作品にも、当時の人たちのユダヤ人に対する負のイメージが反映されています。
より著名なこれらの作品は「当時の作品だから」許容されているのでしょうか?しかし、「現代に生きる読み手がどう感じるか」を重視するのであれば、現代の作品であるエマにしても往年の名作にしても、同じ基準で批判されるべきでは。

一方、「当時の雰囲気に忠実な作品」を目指したら、移民やユダヤ人に対する差別と無関係ではいられない。ナチ発言が一言も出てこない1930年頃のドイツを舞台にした作品なんて想像もつきませんが、もし、ドイツ人が「今でもドイツ人がユダヤ人を差別しているように受け取られるからそんな作品の公開はやめてくれ」と言ったらどうでしょうか。ちょっとナンセンスだと思います(今、ドイツ人がユダヤ人を差別していないかどうかは脇へ置かせてください)。

エマのあの表現一つとっても、「ああ、当時の人たちはユダヤ人に対し、こんな偏見を持っていたんだな、コミュニティの対立はむなしいものだな」と対話の重要性に気づかされる人もいるかも知れません。

すみません、ちょっととりとめがなくなりました。乱文失礼いたしました。

Posted by: 結局は受取手次第? | September 10, 2005 at 02:06 AM

なんとなく、ここまでの流れを読んで思ったことにぴったりなコピペを貼ってみる…

----------------

ある大学で教授が女生徒に、
「適当な条件下で、大きさが通常の6倍になる体の器官を挙げてください。
その時の条件も言って下さい」と質問をした。

指名された女生徒は、顔を真っ赤にしながら冷ややかに
「これは適切な質問ではありません。この件は学校に告発します。」
と答えた。

しかし教授は平然としたまま、別の生徒に同じ質問を繰り返した。
次の女生徒は落ち着いて答えた。
「目の中の瞳です。暗いと大きくなります」

「正解です。それからAさんには言いたいことが3つあります」と教授は続ける。
「1つ、授業は真面目に聞きなさい」
「2つ、あなたの心は汚れています」
「3つ、6倍になるなんて思っていたらいつの日か本当にがっかりする日が来ます」

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世の中の大半がそうは思ってなかった事象を指して、これが差別だと指摘する人の心の中にこそ差別があるのではないかと思ったり。

Posted by: hogehoge | September 10, 2005 at 02:13 AM

>簡単にいうと、
>「こういう描写をすると、イロイロとうるさい奴がいるぜ。大丈夫なのかよ」

この要約に賛同できるんですが、正直、「鷲鼻で、長いヒゲ、黒い服・・」云々は知らないほうが良かった。
今後そのような風貌の人物を見ると、「そういえば昔一部にでもそんな事をしてた人たちがいたんだ、、、」ってきっと思い出してしまう、、、。
少し悲しい気分なので、代わりに何かいい話でも探して読んで寝ます、、、。

Posted by: くわすちか | September 10, 2005 at 02:41 AM

そしたらヘルシングとかまじやばくね?
平野っちはナチスだからドイツが好きらしいぜ。

Posted by: ほげ | September 10, 2005 at 03:02 AM

つまり、エロい人が大根の白さの中にエロスを見出してしまうように、心の底に差別感情のある人はフィクションの中の悪人に差別表現を見出してしまうのでしょうね。
エマの作者の思慮の無さを訴える前に『ヒゲ面の人攫い=ユダヤ人』と決め付けて疑わない自らの稚拙な正義感を見つめなおしてはいかがでしょうか。

ちなみに、アメリカ軍の輸血用血液は白人用と黒人用の二種類が用意されています、こういうのが本物の差別なんですよ。

Posted by: sumaugu | September 10, 2005 at 03:34 AM

私も管理人さんの意見に賛成です。最近、子供に悪影響を及ぼす漫画が蔓延しているように思えます。

先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました。
「オッス オラ 極右(ごくう) 」主人公は異星人との紛争を暴力によって解決しようとするものでとても、子どもには見せられる内容ではありません。また主人公がピンチになると金髪で青い目に変身します。(元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)時代遅れの脱亜入欧的表現に笑ってしまいましたが、こういう所から同じアジアの同胞への差別が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。
そして、最後の必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにするというものなのですが、その表現が更に恐ろしい。全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なのです。
万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのものでその衝撃にへたりこんでしまいました。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。
この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか。

Posted by: 軍靴の音が聞こえます。 | September 10, 2005 at 04:03 AM

はじめまして。
本題もそうだが、ちょいと流れが気になったのでレスさせていただく。

ここにレスをしている皆様には今一度、差別、ということについて考えてもらいたい。

辞書を引くと、こうある。

「差をつけてとりあつかうこと。わけへだて。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと」

つまり明確な根拠を抜きに発言し、それが相手に対する否定や蔑みを意味する場合は、それはすべて差別といって差し支えない。

そうした視点からいえば、
「差別だと騒ぎ立てる人間こそが差別をしており、またその行為こそが差別を生む」
といった言葉もまた差別といえる。
なにしろ、それが事実かどうかは嘘発見器でもない限り確認できず、またそうした行為が差別を生んだのかどうかなど調べる方法がない。
過去にそうした前例があるのであればまた話は別だが、その場合もまた、その前例と今回の事態が一致するか否かなど、厳密な検証は欠かせない。
差別的表現の告発がどうしても気に入らないというなら、
「差別的表現というレッテルを貼ることによる漫画そのものへの差別ではないのか」
「差別的な表現であるという解釈に正当な根拠はあるのか」
あたりがもっとも効果的だと思われる。

また、漫棚通信氏は差別的表現とみなされる可能性のある描写だということ指摘したが、それは果たしてそう発言するに足る根拠に基づいているのか。
また「差別的表現であるということについて噛み付いてくる人間がいる」
といったあなたの語る「危険性」についてはどうなのか。

差別の話をする以上、何かを否定的に語る発言の際には正当な根拠、また確たる事実とは言えなくとも自分が他人を納得させるに足ると判断した理由を提示してもらいたい。
そうでないと、憶測の危険性を指摘する本人が憶測に基づいて発言していると指摘されるような状態、つまり今のような「差別」という言葉の濫用につながる。

可能性という言葉の使い方にも注意するべきだろう。
事実に対して忠実であろうとする意識に対して「まあいいや」といってしまったときに差別が生まれるというということは、忘れたくないものだ。

Posted by: 行輔 | September 10, 2005 at 04:30 AM

よくよく書いた後で思い出したけど、
エマは漫画化してるって点と作者へのメイド愛が楽しいってだけで、物語は当時のイギリス小説の典型的パターンの踏襲でしかなく、突飛なオリジナル要素は無い。
だから管理人さんの批判は、元のイギリス小説群の方に向く方が正しい。
正確に記すならば、その当時のイギリスでのユダヤ人観がその当時のユダヤ人観である事は差別だから、えーとえーと、何にしても管理人さん、エマは例題に選ぶべきじゃなかったかも。これは例外に入るわ。

Posted by: es | September 10, 2005 at 04:35 AM

まあつまるところ、「脇が甘い」という言葉は漫棚通信氏にも、それに対してちょいと外れた突込みを入れている人にもいえることなのでは、ということ。

「現在、このスタイルの悪人を描く絵画、マンガ、映像作品は、おそらく世界中見渡しても存在しないでしょう」
といった「差別的発言」ともとれる部分は、前例や根拠をいくつか例示するなどして、きっちり潰しといたほうがいい。

少なくともここであなたの見解に対して否定的なスタンスを取っているものにとっては、あなたがその限界までたどり着いているようには見えないということになる。

無論、事実を突き詰めることにも限界はあるし、たとえ事実そのものであったとしてもすべての人間を説得することはできない。

それでも、差別という言葉の濫用をある程度は防ぐことができるはず。

今後の対応に期待します。

Posted by: 行輔 | September 10, 2005 at 04:57 AM

★実害が大きいので書いておきます。
差別の対象が本筋とは違いますが、これは別の論点を「退けるために」書くのです。
近所に同和地区があることを
「知らねば良かった」は差別の加害者の発言です。差別してないなら知ってもどうでもいいんだから。その発言に同調した引用も同類。
(現実に解決は難しいのだ・・・という反論も
楽なほうへ流れて現状肯定すなわち加害者の意見です)
これが差別に反対するふりで賛成する言動の典型であり、程度相違や主観判別の難しさとは無縁の構造的な間違いです。
満棚さんも他の方も、国籍などを「知らないほうが良い」という意見ではありません。
(「だからといって他の点でも正しいとはならない」は「知らねば良かった」の是非とは無縁です。一点ずつ明らかにしたあと総合する手順であって、或る点に別の点を混ぜてはならない。)この種の指摘をされた人はたいてい
思考停止(反論される以前に話を戻して同じ発言を繰り返す)に陥りますが、
正しい意見の持ち主はこうなりません。

Posted by: 砂野 | September 10, 2005 at 06:25 AM

ずれたレス用テンプレ解答。

>ユダヤ人と明記されてない云々

何故あの格好(鉤鼻・黒髭・黒服・黒帽子・アメリカ)がユダヤ人のイメージなのか分からない方は、
ユダヤ教超正統派の方が出てくるドキュメンタリーとか探してみてはいかがでしょうか。
実際に彼等は黒服に黒シルクハットで、もみあげと髭を切らずにすごすため、
それがユダヤ人のイメージとして世界(少なくともヨーロッパ・アメリカ・中東)では確立されてると思われます。
鉤鼻に関しては「整鼻術 ユダヤ」や「ユダヤ 鼻」で検索するといいです。
シェイクスピアなんかでも、ユダヤ人は鉤鼻に描かれていたはず。
ここらへんのイメージはかなりメジャーなので、はっきり言えば、知らない人が無知なだけ。

ということで、作中でユダヤ人とはっきり描写されてないけれど、
漫棚氏がユダヤ人のイメージだと考えたこと自体に問題はないと思われる。


>実際にあった差別、黒人差別やネイティブアメリカン差別、身分差別を描いてもいけないのか云々

実際にあった差別(身分差/ネイティブ/人種/黒人云々)を描くことや
差別から生じた「キャラクターが抱いている」イメージを描くことと、
差別から発生したイメージを元に作中の事実として描くことは別です。
今回のエマに関しては(私はさして問題とは思いませんでしたが)後者。
ですから、それらと比較することに意味はありません。


あとユダヤ人差別は、ホロコーストで差別が行くとこまで行っちゃったケースなので
人種差別の象徴みたいなとこがあって非常にデリケートな問題ってことは踏まえておくといいかも。

Posted by: QPz | September 10, 2005 at 06:55 AM

つーかエントリーだけ読んだ時点では、「ああまぁそうかもなぁ」くらいに思っただけでしたが、
「あれがユダヤ人のイメージだと分からない」と言ってる人達を見て違う不安にかられました。

分かってれば「単に雰囲気を出すために、当時の人々のイメージを基に描いてるんだろうなー」
とも思えますが、分かってないと「ユダヤ教徒の伝統的な格好」と「人さらいのイメージ」が
ストレートに結びついちゃうわけじゃないですか、うわーむしろそっちの方がやっべー。

差別心がなけりゃ差別じゃなくなるわけではないですもんねえ。

Posted by: QPz | September 10, 2005 at 07:01 AM

世の中には犯罪者を描く場合は描いてはいけない風貌や服装があるらしいね。その基準と一覧表は誰が作るのかね?
世の中には犯罪者として描いていい風貌と描いてはいけない風貌っていうのがあるということだよね。でも、ある作品中の凶悪犯罪者が「日本国の東京都出身」という設定が明記してあったら、日本人差別だし東京都出身者差別だよね。だって「東京都出身の日本人とその犯罪者のイメージが結びついちゃう」からね。明記してなくても日本人とわかる特徴の風貌を持つ犯罪者なら、それも日本人差別だよね。「誰が見たって日本人」だから。ユダヤ人と明記してなくても「世界の常識から見て明らかにユダヤ人とわかる風貌」のひとさらいが問題になるなら、出身国や国籍が明確に設定されている凶悪犯罪者の描写はそれとは比較にならないレベルの差別になるよね。世の中には酷い差別描写が蔓延してるんだね。
そう考えるとあらゆる表現メディアから犯罪者の細かい描写は避けるべきだと思うね。わかりやすく角をつけたりとがった尻尾でもつけて特定の国籍や主義主張を持つ人間とは明らかに思えない、人間以外とわかるような生物に犯罪者表現は限定すべきだね。
あー名前にも気をつけなくちゃね、昔悪の怪人がみんな「ドルゲ」という名前がついている作品があって、日本在住のドイツ人ドルゲくんが酷いいじめにあったことがあるから、現実に存在しそうな名前は避けるべきだよね。「ンンンガ」とか「メメメノ」とかそんな名前で統一すべきだね。だって実在する名前を犯罪者につけちゃったら「その名前の人と犯罪者のイメージが結びついちゃう」もんね。うわーやっべー。
こういった点に細心の注意を払えば、差別なんか存在しないすばらしい作品ができてめでたしめでたしだねえ。

Posted by: 正論 | September 10, 2005 at 07:37 AM

なんにしても、「エマで表現されたような歴史的事実」に憤るべきなのか、「勝手に歴史的実のように扱っているこの漫画」に憤るべきなのかも曖昧のよーな。

例えば、ドイツのユダヤ虐殺問題や、ナチスについては、ドイツ国内においてそのような表現をしただけで社会的にとてつもなく大きい問題になり、顰蹙を買います。
が、「事実」としてせっせとそれらの状況を後世に残そうとしている方々がいるのも事実でして。
一側面だけで「差別」になったりならなかったりする場合が、「歴史的事実」にはあると思います。

つか、ユダヤ人→人攫い なら スペイン人orアメリカ人→征服者 の差別を助長するものとして、インディアンについて描いてはいけないのでしょうか?

ちなみにこれは「反論」ではないつもりですゆえ。

Posted by: hage | September 10, 2005 at 07:41 AM

このエントリに絡むような内容が書いてあった気がする。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877286225/qid=1126307044/sr=1-9/ref=sr_1_10_9/250-5895677-2914659

Posted by: uni | September 10, 2005 at 08:07 AM

描かれているのはアンクルサムでしょう?
あれはアメリカの象徴であってユダヤ人の象徴ではないですよ。

欧州にとって、19世紀のアメリカ人へのイメージは無作法な田舎物、
一攫千金を狙う悪党揃いというものだっただけなのだと思いますが。

実際、人身売買や差別に熱心で南アフリカみたいな状態が長く続いていましたし。

米国は大戦後は世界の盟主になったけど、それ以前は欧州から見たら
新興勢力で潜在敵国の一つです。米国は英国連邦から植民地利権を引き剥がしたり、
欧州各国に嫌がらせしまくってましたから。

Posted by: アンクルサムでしょう? | September 10, 2005 at 08:39 AM

 なんだか差別と表現云々の議論になっていますが、要は「日本人の感覚ではわからないかもしれないが、エマで描かれている人さらいの描写は欧米にとっては相当アレである。よって差別を助長するという非難の蓋然性が高くなりパージされうる」ということですな。
 確かに、現実に起こっていることを考えると出版側は十分な配慮が必要でしょう。
 いくら「そのつもりはない、知らなかった」と言っても描かれている内容自体が変化するわけではないでしょうし。

Posted by: 万打無 | September 10, 2005 at 09:28 AM

いい歳した大人が漫画一つにムキになっちゃってまぁ
日本ってのはホントおめでてー国だなオィ

Posted by: バロンポテト | September 10, 2005 at 10:12 AM

>表現の自由とは別に、差別問題に踏み込むことにもっと慎重になっていただきたい。

これってつまり「差別的」にならないように表現を自主的に修正しろということにしかならないでしょう(こうやって問題提起しておきながら「そこは実際の作家と編集者が考えることですから」と逃げることは許されない)。
以前に「黒人の唇を厚ぼったく描くのは差別的だ」という指摘を聞いて呆れたことがありましたが、今回の記事も同レベルですよ。
今回の「人さらいの黒サンタ」が差別表現であり問題だというのなら、歴史的風土から生まれたあらゆるイメージが21世紀の価値観で修正されなくてはなりません。そうでなくては歴史ものは描けませんからね。そんな「改竄済」印の押された「歴史もの」に何の価値があるのか、私には理解できませんよ。

Posted by: あがし | September 10, 2005 at 10:53 AM

表現の自主規制という問題は非常に難しい。万人が納得する差別/非差別の明確なラインを設けることは不可能なんだから。
このエントリーは、「差別表現の問題」と表裏一体である「過剰な自主規制問題」への配慮が不足しているような気がする。
「世界標準ではどうか」というのなら、その世界標準というものを具体的に示して欲しい。そうすれば、次の建設的な議論に繋がるはずだから。

Posted by: 自主規制 | September 10, 2005 at 11:16 AM

この人いつもこんなことばっか考えながら漫画読んでんの?
きんもーっ☆

Posted by: ゆかり | September 10, 2005 at 11:32 AM

しかし、アンクルサムをユダヤ人だと言ったら
それはそれでアメリカ人が差別だと怒り出しそうな気が・・・
アメリカンジョークとして自嘲気味に笑ってくれるかも知れないけど。

Posted by: 書いた人は知らなかったんだろうけど | September 10, 2005 at 11:33 AM

コメント欄での議論がかなり満棚通信さんの言いたかった事とずれている気がしますが、あの場面をリアリティをもって描くとなるとどのようなキャラにすれば良かったのか、といった話に帰結するのではないかと思います。

危惧はごもっともだと思いますし、確かに作者無邪気過ぎといった感も強いですが、それよりも例えに出されている黒人差別をなくす会や、今で言えば拉致被害者家族会などの圧力に対する反感の強さの方が気になってきた次第です。
社会の中で巧くバランスが取れればいいのですが…
「マンガ嫌韓流は差別なのか」なんて話に発展してきそうなので、私はここで打ち止めます。

Posted by: Matrox | September 10, 2005 at 11:39 AM

正直、ここのブログ主にはガッカリしました。
根拠の無い勝手な妄想とも言うべき思い込みだけで、
首根っこを掴むかのように差別問題にまで仕立てるその手口、
本当に呆れてしまいます。

歴史上のユダヤ人像をイメージして、漫画のキャラをユダヤ人だと思い込むのは勝手ですが、
具体的にユダヤ人と公言されてない以上、それは所詮貴方の思い込み(妄想)にしか過ぎません。
仮に作者が、この漫画キャラはオリジナルだ、と答えたとしても、
貴方は、この漫画キャラはユダヤ人だ、と主張し続けるんでしょうね。
アホらしい。

何でしたら、メジャー所の手塚治虫先生の漫画も差別漫画だと批判してくださいよ。
貴方にかかれば、いくらでも差別のネタがあるでしょうし、
こんなマイナー漫画よりもよほど賛同者が多くなると思いますが?

メジャー作品にも差別ネタなぞいくらでもある筈なのに、わざわざマイナー作品を挙げる姿勢にも正直呆れます。

Posted by: 忠志 | September 10, 2005 at 12:06 PM

特定個人に著しい不利益をもたらすような表現でない限り、マンガや小説には何を描いたってかまわないと思うんですが。

表現の自由ってのは、その表現に不快感を持った人からの批判とそれに対する反論を繰り返す事で、描ける範囲と超えるべきでない一線というものを規定していくという性質を持っています。

そういう作業を行うことで確保されるある種の弾力を持ったモノなので、描く前から萎縮してしまってそれを硬直させるような事はするべきじゃないと思います。

何か問題起こったら、そこで「そこに問題がある」という事を学べば良い。問題がある事を知らなかった人には良い勉強の機会になるし。

Posted by: えぐち | September 10, 2005 at 12:08 PM

単行本でしか読んでないけど黒幕はキャンベル子爵だよね?
オドネルがユダヤ人かどうかなんてどちらでも全く問題として発展しないと思うんだけど。

Posted by: 豆乳 | September 10, 2005 at 12:10 PM

差別だと騒いでる人はエマを連載中止にさせたいの?
差別だと騒げば騒ぐほど、連載が終わる可能性は高くなると思うけど。
作者に気をつけて欲しかった?なら、コミックについてるはがきに書いて送れば?
漫画に対する差別について語る前に、
不特定多数が見て、書き込むことが出来る場で議論することが、どれだけの危険性を持ってるか、もう1度考えたほうがいいのでは?

Posted by: みんなに問う | September 10, 2005 at 12:43 PM

>これは、ユダヤ人に対する悪意を持ったカリカチュアであると言われてもしょうがない。

とありますが、この人さらいは「オドネル」と子爵に呼ばれていますね。
ちなみに「オドネル」をはじめとする「オブライエン」「オコーネル」「オマリー」「オニール」「オハーラ」などの、頭に「O’」がつく苗字は、典型的なアイルランド人のものです。
ユダヤ人の苗字ではありません!

これは英語圏の人たちにとっては一目瞭然なことであり
この人さらいはユダヤ人のカリカチュアだなんて言っても相手にされませんよ。
つまり、この問題提起は最初からまちがっているのです。

漫棚通信さん、こういう大事なことについてはもっと勉強してから書いてください。
不用意な問題提起をなさらないように。

Posted by: 研太郎 | September 10, 2005 at 01:10 PM

ちと微妙な問題ですね。
漫棚通信さんは作中の人さらいの描写がユダヤ人のステロタイプと受け取られかねない事を作者と担当編集者が「分かってない」のを批判しているんだと思います。
ただ、その風貌だけでこの人物がユダヤ人と解釈されるのに十分か、となるとやや疑問です。こうした風貌はいかにもビクトリア朝的な“怪しい人物”のある種の典型で、当時だけでなく現代に作られたビクトリア朝が舞台の作品にもよく見かけます。
もちろんこれがしばしばユダヤ人の負のステロタイプと重ね合わされるのは確かで、現代に作られた作品はこうした人物がユダヤ人でない事を作中ではっきりさせている事が多いようです。(ユダヤ人でない事が明らかな登場人物の縁者など)
そうしてみるとこの人物の名前「オドネル」が気になってきます。オドネルはO'Donnellだと思いますが、これはいかにもなアイルランド系かスコットランド系の姓です。ユダヤ系の姓でO'-で始まるものは少なくとも僕は知りません。
つまり、作者及び担当編集者は漫棚通信さんが指摘されたような問題点は分かった上でそれに対処した描きかたをしているのではないかと予想するのですが、どうでしょうか。

Posted by: Repulse | September 10, 2005 at 01:23 PM

あ、かぶった。

Posted by: Repulse | September 10, 2005 at 01:34 PM

こういうあら探しが好きな人がいるんだよね。
マイナー漫画の1脇役に差別だの配慮だの

描いてる方も読んでる方も
そんなの気にしてないっての。

Posted by: 「」 | September 10, 2005 at 02:35 PM

O'で始まる名前は「偽名」だと、つまり、とてもじゃないがアイリッシュには見えない黒サンタ、オドネルなんて名乗っても、風貌から一発で偽名と見破られるだろうと、作者が巻末マンガで書いています(作者が無邪気に悪のりしてしまった箇所ではないでしょうか?この点ではちょっと責められても仕方がないとは思います)。

Posted by: O'について | September 10, 2005 at 03:17 PM

明らかにユダヤ人を意識して描いてるのは間違いないですよ、コレ。
ただ、だからどうしたって感じです。

危機感を煽るのも結構ですが、「世界標準」とは大上段に構えすぎですよ。
簡単に言うと作品を世に出すなら各々の場の空気読んだ表現でってことでしょう?

読めてますよ。充分。
大騒ぎするこっちゃないです。

ところでユダヤ系の民族に対する日本人の意識って異常なくらい低いですね。
どれだけ、(とうかどういう質で)デリケートな部分を孕んでいるかってことも。
そもそもユダヤ人とは何ぞや?ってところから理解がされてない場合が多い。
コメント欄を読み返しても改めて感じますよ。だけどね。

Posted by: 豆腐 | September 10, 2005 at 04:09 PM

黒人やアメリカ原住民と白人との間の差別ほど見た目にわかりやすくなく、
朝鮮や中国の差別とちがって日本とは直接関わりがない。
ほとんどの日本人にとって欧米の人種なんてわからない話だし(あちらの人間が中国朝鮮日本人を区別できないのと同じで)

日本でユダヤの差別についての意識が低いのはしかたないよ。

Posted by:   あ | September 10, 2005 at 07:21 PM

人種差別といえば、
1919年のパリ講和会議で、日本の提唱した人種差別撤廃条約が政治的問題もあって否決されました。

Posted by: 現実世界の白い豚に死を | September 10, 2005 at 08:34 PM

個人的には、差別と言う言葉自体に差別的な要素が含まれてる気がしてなりません。この世に全く同じ人間が居ない限り差別(区別)と言うものは無くなりません。逆に言えば区別しているからこそ、その個人が存在している証拠だと思います。
その人物が自ら「自分はユダヤ人だ」と言えば(もしくは他人が「あいつはユダヤ人だ」と言えば)、それを聞いた人はその人に対して差別や区別を始めでしょう。
逆に言えば言わなければ差別や区別は始まりません。

なもんで、今回漫棚さんが人攫い=ユダヤ人と指摘した事自体が差別だと思うわけです。

人攫いの風貌が昔のユダヤ人のイメージだったなんて、今までそう言う事(今回指摘された事を)知らなかった人が大半だと思います。

恐らくヴィクトリア朝の時代にも。このような身分を越えたラブロマンスは存在し、それを現代に漫画と言う手法を用いて再現しているんだと思うんです。よって現代の倫理にそってヴィクトリア朝時代の物事を推し量るのは、悪いとは申しませんが無粋ではないでしょうか。

ソレともう一つ、森薫女史とは少しだけお話をした事はありますが、巻末漫画等でもわかる通り、本人は本当に只のメイド好きなのでw、差別とかまったく考えてなくて、ヴィクトリア朝時の資料からそのまま引用しただけだと思います。

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ここのblogがいろいろな所で紹介されて(私もそのくちですが)批判が多いとは思いますが、そこまで思うところがあるのでしたら作者本人もしくはエンターブレインに問い合わせてみては如何でしょうか?

Posted by: こでなめG | September 10, 2005 at 11:02 PM

そりゃ細かいことへの気配りは大切ですよ
日本人の美徳ですものね

でもね もともと差別をテーマにした漫画にユダヤのうんちくかまして自己満足するのは斜め上いってますよ

Posted by: fuck off | September 10, 2005 at 11:28 PM

わかっていない奴が多すぎ。
アメリカのドラマで黒人主人公じゃない限り
上司がマイノリティで、悪い奴が白人なのを
よく考えろ。

黒人内部の差別を訴えたトニ・モリスンが猛烈な非難に
さらされたのかよく考えろ。

奴隷には逆らえないんだよ

Posted by: tumaran | September 10, 2005 at 11:32 PM

差別と区別はまったく違うものだと思うんだけど。

Posted by: sk | September 10, 2005 at 11:37 PM

なんか問題がずれてないですか?
管理人さんの方が差別してるとか作者さんが差別してるとかそういう事が問題ではないでしょう。「こういう描き方をすると、差別的だと言われかねない」というのが問題なんでしょう。

・この漫画はもともと身分の差別を描いてる
・あの人はユダヤ人とは誰も言ってない
・そもそもユダヤ人だと決めかかる方が差別的

これらの反論?は今ここでは無意味なように思います。かといって管理人さんの意見もこれまた大げさだと思いますが。言いたいことはわかるしなるほどね、とは思いますが、世界的基準では~の辺りからはちょっと広げすぎでは?

Posted by: sk | September 10, 2005 at 11:50 PM

だって、「差別的だと言われかねない」つっても、言ってるのが管理人だけだからな・・・

妄想を根拠に、作品批判するのは、それこそ差別的な思想が根底にあるからだろう?

Posted by: TAM | September 11, 2005 at 12:06 AM

管理人はそろそろ反論しろよ
と思っているのは私だけではないはず。

このエントリを呼んで気分悪くなった。
はっきりいって、妄想だろ

Posted by: vank | September 11, 2005 at 12:10 AM

そもそも根拠が「思い込み」で問題提起も仮定に仮定を積み重ねたものだからお話にならない。

差別うんぬんよりも「エマで差別を考える」ことの意味がわからない。もっとふさわしいのがあるだろ。

Posted by: vank | September 11, 2005 at 12:12 AM

そういやエロマンガ島って言う島があったな。
世界各国の事情に精通してなきゃいけないなんて、うかつに名前も付けられないね。

Posted by: taku | September 11, 2005 at 12:49 AM

こいつ、漫画好きとみせかけてメディアの敵だな。連絡会に働きかけて、局や版元を謝罪させて満足か? わかった、がんばれよ。

Posted by: がんばれよ | September 11, 2005 at 01:08 AM

そもそも、日本人が日本のマンガ雑誌で日本人に向けて描いている漫画に「世界標準ではどうかという視点」なんて必要あるのかなあ?

あとグーグルやヤフーで検索してみてもオドネルをユダヤ人と結び付けて語ってるのはこの
ブログのみなんですけど、それはつまりこの「ユダヤ人問題」がブログ作者の想像力から生まれた発明である証拠では?

Posted by: enta | September 11, 2005 at 02:20 AM

いや、漏れもユダヤが出てきたwww
とは思ったけどw  大体チャールズ・ディケンズの小説とかにも高利貸しで残酷なユダヤとかいっぱい出てくるし、問題ないんで無いの?

ま、いざとなったらジプシーに差し替えようぜ!

Posted by: VIP | September 11, 2005 at 04:49 AM

いろんなご意見、ありがとうございます。コメントが遅くなって申しわけありません。新しくエントリを立ち上げましたので、よろしかったら、そちらにお移り下さい。

Posted by: 漫棚通信 | September 11, 2005 at 07:16 AM

結局、ブログ主は逃げたな。

ほとぼりが冷めた頃に、またブログを再開しようって魂胆だろうねぇ。
さて、そう上手くいくかなと。

Posted by: | September 11, 2005 at 07:22 AM

作中に言われてるのは「アメリカは怖いところ」であって、
絵の特徴もアメリカ国家の擬人化であるアンクルサム。

古くから欧州ではアメリカを指す時にアンクルサムルックの男を表現する。
だから、作者はアメリカ人をアンクルサムルックで描いたんだろう。

こういう欧州でのアメリカ擬人化の経緯を無視して、作中で触れられても居ないのに
この格好はユダヤ人に違いない差別だ!と言い出すのは問題があると思う。

差別を言い出すなら、アメリカの愛称であるアンクルサム自体に言わなければいけない。

でも、アメリカ人にとってアンクルサムは宣伝に使われる程のキャラ。
これを差別に持っていくのはかなり苦しいかも。

Posted by: アンクルサム | September 13, 2005 at 12:58 AM

Fox Newsでは、ハリウッド映画の分析結果として「喫煙者は悪人か貧困者として描かれる傾向がある」という発表があったばかりです。ある程度は製作者のイメージに添って描かれる、というのはしょうがないと思いますけどね。

Posted by: 猫又 | September 13, 2005 at 02:05 PM

そんなことより、あれってラモスに似てね?
あれ、ラモス差別だよ。絶対!

Posted by: nuko | September 13, 2005 at 04:24 PM

ユダヤ人の定義は、何か。
ユダヤ教の敬虔な信徒か。
血統的なセム・ハム語族で、ユダヤ教を今でも信じているイスラエル国内の土着の民のことか。
血統的なセム・ハム語族であるということは、アラブ人たちと顔つきや髪や肌の色が似通っているということだ。
ヤペテの子孫ならわかるが、ユダヤ人の肌がなぜ白いのだ。
ハザール汗国の末裔で、クルド人たちと血縁関係にあると思われる、ヨーロッパ系の「ユダヤ人」たちは、血統的な資格を持っているとは思えない。
あなたは「ユダヤ人」という言葉を使い、他人の作品に対して批評した。
ならば、あなたも批評されて当然ではないのか。

ユダヤ人について調べているなら、セム・ハム語族であることについては既知の事項のはずだ。
その場合、あなたは非難するために「ユダヤ人」という題材を利用した事となる。
また、あなたにとって既知の事項でなかったならば、それは不勉強のまま虎の尾を踏んだことになる。

Posted by: イア | September 23, 2005 at 01:54 PM

過去の差別表現と一致するから差別だ、って、あなたね、そりゃあんまりですよ。
ユダヤ人が鷲鼻と言われたのはただの偏見で、それも半世紀以上前の事でしょう。
大体鷲鼻のどこが悪いんですか?
黒人だってブラックイズビューティフルと言っている。身体的特徴に良いも悪いもないでしょう。

ユダヤ人から文句でも出ればそれはその時です。無いとは思いますがね。
でもね、言いがかりと人権意識は違うんです。
いい加減にして下さいね。

Posted by: ox | March 19, 2007 at 05:19 AM

私はエマが好きです。
googleでエマと検索してすぐに出てきたので、読ませてもらいました。
この文章が検索と最初のページで見つかるとは残念です。
ユダヤ人をわざといい人に描こうとするのも逆差別なのでは?
人攫いがユダヤ人に見えようが見えなかろうが、エマに出てきた人攫いは悪いやつ。
ユダヤ人だから悪いのではなくて、人攫いだから悪い。
ならその人攫いが日本人だったらどうよ。
いっそ宇宙人なら満足するのでしょうか。
人種差別以前に、人間として悪人もいるということでしょう。
それをユダヤ人(に見える)人攫いが出てきたから差別だという方が差別しているのでは?

Posted by: mm | November 27, 2007 at 11:14 AM

>ビクトリア朝、ひとさらい、アメリカ、そしてこの風貌。これは、この時代のユダヤ人のイメージじゃないのか。

という発想そのものが、この管理人の心の深層に存在する「差別意識」を表現している。
ようするに、ここの管理人がユダヤ人を差別している(本人は気づいていないかもしれないが、そういう意識が心の奥底にある)からこそ、「これはユダヤ人だ!差別だ!!」と言うのだ。

-------------------------------------

 さらに言えば、「脇が甘かった」と主張する管理人は、ではどうすべきであったかという一番大事な主張を行っていない。

 この人攫いが中国人とイメージしていれば良いのか?ドイツ人であれば良いのか?ひょっとしたら人攫いという悪役には日本人を起用しろとても言いたいのか?

 ようするに管理人の論理からいけば、人攫いのような悪役に対しては、何人かを推測できるような描写をすることができない、ということになってしまう。それはすなわち「差別」だから。
 そんな馬鹿げたことがあるものか。

 管理人の猛省を期待する。

Posted by: 匿名希望 | January 17, 2008 at 07:09 PM

まあ、しょうも無い自論を持ち出したところで、
エマがクオリティの高い漫画、アニメである事に
変わりはないかな。
いやー、久しぶりに泣いた泣いた^^;

Posted by: 絵馬 | January 20, 2008 at 02:04 AM

ひとつ質問なんですが
当時は差別的な感じではなかった事柄(風刺も含む)を
現代(今は差別的)でその描写を書くときは
書いたらいけないかどうか?

Posted by: seed | May 25, 2008 at 12:15 PM

>当時は差別的な感じではなかった事柄(風刺も含む)を
現代(今は差別的)でその描写を書くときは
書いたらいけないかどうか?

古い記事のむしかえしでごめんなさい。
seedさん、問題はそうではなく、「当時は誰もが偏見とは思っていなかったが、現在から見ると偏見による差別的表現で、現在はそれを書いてはいけないことがあるか?」だと私は思います。

答えは「すぐれた芸術家は、月並な表現を避けるので、伝統的な悪漢面に含まれた差別的偏見を自分の作品に持ち込むのを本能的に避けることができる」です。

私は教養がないので、典型的なユダヤ人の差別的表現について無知でしたが、管理人さんの指摘があり、デビッド・リーン監督の映画「オリバー・ツイスト」にアレック・ギネスが付け鼻をしてひげをはやし、悪党フェイギンに扮しているのを思い出して、WEBを検索してみました。

Wikipediaの「オリバー・ツイスト」の項に次の記載があります。

>狡猾な盗品売買屋である悪党フェイギンの描かれ方がヴェニスの商人のシャイロックのように偏見に満ちたユダヤ人像で差別的であると批判されてきた。これを受けて、原作では純然とした悪党であるフェイギンが、映像化作品では時代が進むと共に「善良さを併せ持った悪党」に変化していることが多い。

また、「オリバー ニューヨーク子猫ものがたり」 http://sol.oops.jp/hazama/oliver.shtml
のサイトには、ディケンズの原作に当時の人気画家シャクルトンが書いたフェイギンの描写が典型的なユダヤ人の描写であることが載っています。

また、「名作を生み出したマホガニーの机」
http://secondlife.yahoo.co.jp/supporter/article/qMwT6EaZL0TQe4QO9F8IGNqv0Q--/5299/
にも、ドイツ在住の方の興味ぶかいコメントがあります。

カギ鼻、ひげ、帽子は伝統的な悪人面かもしれませんが、(1)ありきたりの表現で、(2)成立当時の社会的偏見が含まれていますので、こころざしの高い作者は、軽はずみにこの表現をしないほうがよいのでは、ということでしょう。

わたしはマンガ「エマ」を読んでいませんので、頓珍漢なことを書いていましたら、お許しください。ジェイン・オースティンの「エマ」の漫画化でしたら、よろこんで読むんですが。イギリスでは名作の題名を使って変なものを書いたと誤解される可能性があります。

Posted by: しんご | May 31, 2008 at 07:14 AM

連続書き込みお許しください。頓珍漢なこと、という言葉には、このようなテーマを論ずるにはふさわしくないニュアンスが含まれているかもしれませんので取り消します。

Posted by: しんご | May 31, 2008 at 07:40 AM

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