「EYE-COM復刻版」の別冊付録マンガ
週刊アスキーは1997年5月に創刊しましたが、これは今の週刊アスキーとは別物。パソコンとは無関係のフツーの週刊誌で大勝負に出たのですが、あっという間に玉砕。その年の年末にリニューアルして新・週刊アスキーが登場しました。リニューアルとはいうものの、それまで月2回刊だった「お笑い系パソコン誌」の「EYE-COM」(アイコンと読みます)を、連載などもそのまま週刊化したものでした。EYE-COMがどんな雑誌だったかというと、パソコンのCPUで目玉焼きができるか実験する、てなことしてましたね。EYE-COMが週刊アスキーとなって、どんなに変わるかと思ってましたら、なんと全然変わらずにこれには驚いた。
EYE-COMの創刊が1989年。わたしがEYE-COMを初めて買ったのが1994年2月1日号。なんで細かく覚えてるかというと、「電脳なをさん」第4回、セーラームーンのパロディが載ってたんですね。しかもカラーで。パソコン誌だったし、唐沢なをきのカラー作品がこのまま単行本化されるはずは絶対ない、と確信したわたしは(予想はずれました)、以後EYE-COMを買い続け、マンガ関係を中心に切り抜きなんぞをしてました。
マンガ系だけでも、唐沢なをき「電脳なをさん」、水口幸広「カオスだもんね!」、いしかわじゅん「だってサルなんだもん」、竹熊健太郎・羽生生純「竹熊の野望」、青木光恵「ぱそこんのみつえちゃん」、永野のりこ・開田あや・他「叱ってダーリン」、その他桜玉吉やら寺島令子やらしりあがり寿やらとり・みきやら初期には水玉螢之丞やら。記事ではモノがあふれてる部屋の写真を撮りに行く「伊藤ガビンの魔窟ちゃん訪問」が好きでした。
「EYE-COM復刻版」がこのたび発売されてます。いい紙使ってますが、250ちょっとのページ数で2000円もするのは、パソコン雑誌には珍しく、自社出版物を除いて広告がほとんどないから。別冊付録が2冊ついてますが、1冊はマンガを集めたものです。寺島令子が楽しいなあ。お好きな方はどうぞ。ただし水玉螢之丞と唐沢なをきの合作マンガは不完全版ですのでご注意を。
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