一周年
ネットで文章を書き出して、ちょうど1年であります。最初はさるさる日記、今ココログ。以前にわたしが愛読してたサイトもけっこう閉めちゃってる(我孫子竹丸・田中啓文・西澤保彦・未読王などなど)し、自分でやってみて継続することはなかなかムズカシイことがわかりました。
第一の問題は時間。わたしは文章を書くのが遅い上に、推敲にかなり時間がかかるので、1000字程度でも2時間弱かかっちゃうんですよ。しかもできるだけ身辺雑記は書かないようにしようと心がけてますので、調べ物が多くなる。書庫からあの本、この雑誌と引っ張り出してきて、ちょっとした事実確認がけっこう手間。しかも確認を怠るとてきめんにウソの文章書いちゃうし。これだけ時間がかかると、自分の読書時間が削られます。これって本末転倒だよなあ。
わたしのマンガ読書傾向は、けっして最先端のものではありませんから、いわゆるレビューが書けない。むしろ最近は「マンガについて書かれた文章」をよく読んでるんですが、これがねえ。スタージョンの法則じゃないですが、くだらんものも多いんですよ。なかったことにしたいものとか。手塚系の「読書感想文」に多いですな。自分の文章もできるだけ「感想文」にならないようにつとめてますが、これもムズカシイものです。
とまあ、グチを言ってますが、自分の文章の総目次を見ますとけっこういろいろ書いてきたなとも思うわけで、まだ書いてないことも多いし、新しいマンガはつぎつぎ出てくるし(芳崎せいむ「金魚屋古書店出納帳」にどうしてもノレないのは、マンガの「今」に対する視点の欠落のせいでしょうか)。今後もちまちま書いていくつもりですが、おつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。
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